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NEC CLUSTERPRO/ExpressCluster SE の共有ディスクにインストールされていない Arcserve Backup を使用したデータ修復

共有ディスクに障害が発生したが、クラスタノードには損傷がない場合、共有ディスクにあるデータを修復するために下記の手順を実行します。

共有ディスク上に存在するデータを復旧する方法

  1. 各クラスタ ノードで、[コントロール パネル]-[サービス]を選択し、以下のサービスの[スタートアップの種類]を[手動]に変更します。
  2. クラスタをシャットダウンし、すべてのサーバをオフにします。
  3. 共有ディスクの電源を切り、必要であれば共有ディスクを交換します。
  4. 共有ディスクの電源を入れ、共有ディスクパラメータを設定します。

    RAID環境設定の再建設もしくは LUN環境設定の変更が必要であれば、共有ディスクに接続された設定ツールを使用します。設定ツールの情報に関しては共有ディスクマニュアルを参照してください。

    クラスタノードから任意の設定または環境設定を行うには、1回につき1つのサーバのみの電源を入れてください。

  5. プライマリ クラスタ ノードで、以下の手順に従います。
    1. シグネチャが元々存在しない場合、オペレーティング システムのディスクアドミニストレータとシグネチャ (元と同じもの)をディスクに書き込みます。
    2. ディスクに元のパーティションを再作成します。X-Call設定がHBAを行った事がある場合、NECエクスプレスクラスタディスクアドミニストレータを使用して、フォーマットする前に、パーティションを接続する必要があります。
    3. オペレーティング システムのディスク アドミニストレータを使用して、元のドライブ文字を共有ディスクに指定します。
    4. Arcserve Backup を使用して、バックアップ データを共有ディスクへリストアします。
    5. ディスクへのX-Call設定を行った事がある場合、NEC ExpressCluster ディスク アドミニストレータを開始し、修復された共有ファイルをX-CALLディスク環境設定内で X-CALLDISK として指定します。

      HBA 用の X-Call 設定を行った場合、これらの設定は変更しないでください。何も行う必要はありません。

    6. 該当する場合、アクセス パスがデュアルになっているか確認してください。例えば、NEC デュアルポートユーティリティ 2000 Ver.2.0 (UL1214-102)を使用する場合、製品に付属のマニュアルを参照してください。
    7. サーバを再起動します。
    8. ドライブ文字がオペレーティング システムのディスク アドミニストレータを使用して設定した文字と同じであることを確認してください。
    9. NEC ExpressCluster ディスクアドミニストレータから、クラスタディスクパーティションのクラスタ文字が元の文字と同じであることを検証してください。クラスタ文字が表示されない場合、元の文字を設定します。
    10. セカンダリ ノードをシャットダウンします。
  6. すべてのノードで、以下の手順を実行します。
    1. クラスタノードを起動します。
    2. オペレーティング システムのディスク アドミニストレータを使用して、必要であれば、元のドライブ文字を共有ディスクへ指定します。
    3. 下記サービスのスタートアップタイプを手動から自動に設定しなおします。
      • NEC ExpressCluster Server
      • NEC ExpressCluster Log Collector
    4. サーバをシャットダウンし、次にクラスタノードもシャットダウンします。

    すべてのクラスタノードを開始し、NEC ExpressCluster マネージャからクラスタ(R)運営への復帰を行います。すべてのサーバを通常に戻します。