ca_recoverdb は、消失した Arcserve Backup データベースを回復するためのさまざまなオプションを提供します。
ca_recoverdb コマンドには、以下のオプションが含まれます。
デフォルトのホストを、バックアップ ログから cahost が指定するホストへリダイレクトします。
例:
HostA - ca_restore の中で使用される、バックアップ ログに存在するデフォルト ホスト。
HostB - 指定するホスト。
この例では、cahost スイッチを指定しないと、ca_recoverdb ユーティリティによって起動された ca_restore コマンドは以下のようになります。
ca_restore -cahost HostA
パラメータ HostB を使用して cahost スイッチを指定すると、ca_recoverdb ユーティリティによって起動された ca_restore コマンドは以下のようになります。
ca_restore -cahost HostB
対話モードを使用するように指定します。このスイッチを含めると、ベースラインとして使用するバックアップを選択することで、Arcserve Backup のデータベース回復を実施する時点を指定できます。対話モードが起動されると、ca_recoverdb は、ログ ファイルを持つ Arcserve Backup シーケンスのリストを表示します。それぞれのログ ファイルは、まずフル データベース バックアップで始まり、リストアするフル バックアップに依存するその他のすべてのバックアップを含みます(フル バックアップは、各セッションに対して「依存チェーン」のルートとなります)。
パラメータ n を使用して、選択対象の最新のバックアップ ログ セット(依存チェーン)の数を指定します。n の値の範囲は、1 ~ 99 で、デフォルト値は 10 です。
フル バックアップ シーケンスを選択すると、リストア ポイントとして、どのセッションを使用するかを選択するように求められます。セッション選択後、ca_recoverdb ユーティリティがそのシーケンスの依存チェーンを判断し、ca_restore を使用して各セッション向けにリストア ジョブをサブミットします。
-i スイッチを含めないと、ca_recoverdb ユーティリティは最新のバックアップを指定した選択として自動的に使用し、そのセッション用に依存チェーンを構築します。これは、バックアップの最新の状態に復旧する場合に便利です。ただし、最新のバックアップが消失または破損している場合、対話モードを使用して古いセッションからリストアし、テープをマージして最新の情報を再統合することができます。
実際のリカバリ ジョブを実行する、データベース エージェント用の認証情報を指定します。password オプションを含めないと、デフォルトでパスワード不要に設定されます。
データベース用の認証情報を指定します。database username およびそれに対応する database password を含めない場合、認証用にデフォルトで「dbusername」および「dbpassword」に設定されます。
セッション用の認証情報を認証パスワードに設定するように指定します。
ca_recoverdb がジョブの完了まで待機し終了するまでの時間間隔(秒数)を指定します。その際、ジョブが正常に終了したのか、または失敗したのかを表すコードが返されます。
<polling interval> の値は、ca_recoverdb ユーティリティがキュー サービスに対してジョブ ステータスをチェックする間隔(秒数)を定義します。デフォルトのポーリング間隔は 60 秒です。
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