Arcserve Backup を使用する前に、Arcserve Backup アカウントが必要です。Arcserve Backup には、Arcserve Backup の完全な制御が許可されたルート レベルのスーパー ユーザ プロファイルが用意されています。このプロファイルは、「caroot」ユーザ プロファイルと呼ばれ、Arcserve Backup の初回インストール中に設定されます。
caroot ユーザには管理者権限があり、インストール時にプログラムによって作成されます。caroot プロファイルのパスワードは、インストール中に設定できます。あるいは、ca_auth または AuthSetup.exe (Arcserve Backup のホーム ディレクトリ内)を使用して後で設定/変更することもできます。セキュリティのために、このアカウントにはパスワードを設定することをお勧めします。
注:ca_auth.exe コマンドでは、caroot などの Arcserve Backup ネイティブ ユーザのみがサポートされ、「domain\user」または「hostname\Administrator」のような Windows ユーザはサポートされません。
注: caroot ユーザ プロファイルは、Arcserve Backup マネージャの GUI およびバックアップ関連の機能へのアクセスを制御します。オペレーティング システムへのログインに必要なセキュリティと混同しないように注意してください。
ca_auth コマンドには、以下のユーザ引数が含まれます。
ca_auth [-cahost host] -user
add username [passwd] [-assignrole [rolelist]] delete username chgpasswd username [passwd] chgrole username [rolelist] validate username [password] group username getall
username および指定されたパスワードを、Arcserve Backup ユーザとして追加します。
注:username には「\」文字を含めることはできません。
ca_auth によって新しいユーザを追加する場合、ユーザ プロファイルを作成するために新しいユーザに役割を割り当てる必要があります。ユーザ プロファイルは、ユーザと割り当てられた役割および割り当てられた役割に対する関連権限のリンクの組み合わせです。
現在利用可能な役割は、以下のとおりです。
1) Backup Operator
2) Restore Operator
3) Device Operator
4) Tape Operator
5) Security Administrator
6) Report Operator
7) Monitor Operator
8) Arcserve Administrator
9) Ownership Checking Exemption Privilege
-assignrole スイッチを含める場合も、以下のようにプロンプトが表示されます。
このユーザの役割を割り当ててください。
各役割には、対応する数字が割り当てられています。役割を新規ユーザに割り当てるには、-assignrole スイッチの後に役割の数字を入力します。複数の役割を追加するには、各ロールをカンマで区切りる必要があります。
例:
ca_auth [-cahost host] -user add username [passwd] -assignrole 5
ca_auth [-cahost host] -user add username [passwd] -assignrole 1,2,3,4,5
注:ユーザ プロファイルおよび役割定義の詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。
username を認証データベースから削除します。
指定された username のパスワードを変更します。
既存の Arcserve Backup ユーザに割り当てられた役割を変更します。
指定されたユーザ名とパスワードの組み合わせが存在し、有効で、Arcserve Backup ドメインへのログインに使用できることを確認します。
指定されたユーザが属するユーザ グループの名前を提供します。
Arcserve Backup 認証サービスで確認済みのすべてのユーザのリストを表示します。
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