以下のファイル システム デバイス(FSD)コマンドは、FSD だけに使用できます。
ca_devmgr [-cahost <host>]
-format [<adapter #> <scsi ID> <lun> <tape name>] [<mm/dd/yyyy> <serial no.>]
-erase [<adapter #> <scsi ID> <lun>] [q|qz|qw|l]
-online [<adapter #> <scsi ID> <lun>]
-offline [<adapter #> <scsi ID> <lun>]
-purge <adapter #> <scsi ID> <lun> -sessions <session no.> [<session no.>] または
-purge <adapter #> <scsi ID> <lun> -sessions <session range>
<session range> can be either <start session no.>-<end session no.> or "all" which means all sessions
-query <adapter #> <scsi ID> <lun> <-all|-copied|-uncopied|-purgable|-snaplocked|-failed> -sessions <session no.>[<-session no.>] または -query <adapter #> <scsi ID> <lun> <-all|-copied|-uncopied|-purgable|-snaplocked|-failed> -sessions all
-regenerate [<adapter #> <scsi ID> <lun> <tape name>] [<tape ID> <mm/dd/yy[yy]>]
-createfsd <FSD Description> <FSD Name> <FSD Path>[<Domain Name> <User> <Password>]
-removefsd <FSD Path>
-setstaging <Group Name> [[-mstreams <Max Stream>] [-mthreshold <Max Threshold/Purge to Threshold <"xx/xx%"|"xx/xx">>] [-snaplock <Enable Snaplock <0|1>>] [-pausemig <Pause Migration <0|1>>] [-chunksize <Chunk Size>]]
-cleanstaging <Group Name>
-getstaging <Group Name>
-queryfsd <FSD Path> [-group]
-creatededupefsd <FSD Description><FSD Name><Data Path><Index Path>[<Domain Name> <User><Password>][-GrpName <Group Name>]
-removededupefsd <Group Name>
-configdedupefsd <Group Name> [-FSDDsp<FSD Description>][-FSDName <FSD Name>] [-DataPath <Data Path>] [-IndexPath <IndexPath>]
-setdedupegrpproperties <Group Name> [[-mstreams <Max Stream>][-mthreshold <Max Threshold <"xx%"|"xx">>[-pausemig <Pause Migration <0|1>>][-optimization <Allow Optimization <0|1>]]
-getdedupegrpproperties <Group Name>
-startreclaim
テープ ドライブ内のテープをフォーマットします。
-force オプションと共に使用すると、指定したメディアが保存セットまたは再利用セットのいずれに含まれるかにかかわらず、指定したメディアをフォーマットします。
アダプタ番号、SCSI ID、LUN、テープの新しい名前を指定する必要があります。日付とシリアル番号は省略可能です。
テープ ドライブ内のテープを消去します。
-force オプションと共に使用すると、指定したメディアが保存セットまたは再利用セットのいずれに含まれるかにかかわらず、指定したメディア内のすべてのデータを消去します。
アダプタ番号、SCSI ID、および LUN オプションを指定する必要があります。
表示されるオプションは以下のとおりです。
重要:ロング消去では、テープの最初から最後までメディア全体が消去されるため、完了までに長時間かかる可能性があります。
指定されたデバイス(FSD またはテープ デバイス)をオンライン ステータスに設定します。デバイスをオンラインに設定すると、複数のサーバ間で共有できます。
同じデバイスに同時にバックアップ データを書き込むのは、1 つのサーバのみであることを確認してください。複数のサーバが同時にデバイスにアクセスすると、バックアップが失敗し、データが失われる可能性があります。
例:アダプタ番号、SCSI ID、および LUN が 0、0、1 の FSD/テープ デバイスを使用しており、それをオンライン ステータスにするには、以下のコマンドを入力します。
ca_devmgr -online 0 0 1
指定されたデバイス(FSD またはテープ デバイス)をオフライン ステータスに設定します。オフラインに設定すると、デバイスに他のバックアップ ジョブをサブミットできません。
デバイスへのバックアップ処理がすでに実行中の場合は、ジョブが完了するまでデバイス ステータスをオフラインに変更できません。これにより、FSD では、複数のサーバが不注意からデバイスへ同時にアクセスしないようになります。デバイスがオフラインに設定される際に、バックアップ ジョブがデバイスにアクセスしようとすると、ジョブが失敗します。
例:アダプタ番号、SCSI ID、および LUN が 0、0、1 の FSD/テープ デバイスを使用しており、それをオフライン ステータスにするには、以下のコマンドを入力します。
ca_devmgr -offline 0 0 1
指定したセッションまたはセッション グループをパージします。このコマンドを使用して、FSD からデータを削除します。
セッションがマイグレートされたかどうかにかかわらず、-force オプションを指定してセッションをパージできます。
単一セッションまたは複数セッションのパージを、セッション番号(単一またはグループ)、範囲、またはすべて、の 3 つの方法の中から指定できます。
注:<session range> can be either <start session no.>-<end session no.> or "all" which means all sessions
パージするセッション番号(またはセッション番号のグループ)、セッション番号の範囲、またはすべてのセッション番号を指定します。
-sessions 1
-sessions 1 2 5 7 8
-sessions 3-5
-sessions all
指定したセッションを照会します。このコマンドを使用して、現在アクティブなユーザ セッションをサーバに照会します。すべてのアクティブなセッション、または指定したタイプに一致するセッションだけに関する情報をリクエストできます。
-query コマンドは、以下の情報を提供します。
アダプタ番号、SCSI ID、および LUN は省略できません。
すべてのコピー済みセッションのリストを表示します。
コピーされなかったすべてのセッションのリストを表示します。
パージ可能なすべてのセッションのリストを表示します。
SnapLock 保護が有効になっているすべてのセッションのリスト、および、各セッションの保存期間を表示します。
失敗したすべてのセッションのリストを表示します。
照会するセッション番号、セッション番号のグループ、またはすべてのセッション番号を指定します。
-sessions 1
-sessions 1 2 3
-sessions all
誤ってテープ ヘッダを削除してしまった場合に、ファイル システム デバイスで使用します。ファイル システム デバイスに対し、指定したテープ名(<tape name>)でテープ ヘッダを再度作成またはリビルドできます。新しいテープ ヘッダを作成した後には、ファイル システム デバイス上のセッションをすべて Arcserve Backup データベースにマージすることで、point-and-select リストア機能(リストア ポイントを選択できる機能)を使用できます。
オリジナルのテープ名(<tapename>)とそのテープ ID(<tape ID>)がわかっている場合、これらを再使用することで、Arcserve Backup データベースはセッション レコードを再度マージしなくてもボリュームに再接続できます(テープ名とテープ ID は、Arcserve Backup データベースにある元のテープ レコードで確認できます)。
<mm/dd/yyyy> パラメータを使用して、デフォルトの有効期限とは異なる日付をテープの有効期限に指定できます。
実行時にテープ エンジンを停止することなく、FSD を動的に作成するように指定します。Arcserve Backup は、作成するデバイスがデバイス リスト システムにすでに存在しないかをチェックし、存在しない場合は、それをデバイス リストへ追加します。
注:ca_devmgr では、Arcserve Backup グループの環境設定 GUI が開いていると、-createfsd が失敗します。
作成される FSD の説明を指定します。
作成される FSD の識別名を指定します。
作成される FSD の物理パスを指定します。
作成される リモート FSD へアクセスするためのドメインを指定します。
作成される リモート FSD へアクセスするためのユーザ名を指定します。
作成される リモート FSD へアクセスするためのユーザ パスワードを指定します。
実行時にテープ エンジンを停止することなく、FSD を動的に削除するように指定します。
FSD グループをステージング グループとして設定するように指定します。
ステージング グループ内の FSD に送信される同時データ ストリームの最大数を指定します。
使用できるオプションは、1 または 2 ストリームで、デフォルトは 1 ストリームです。
FSD の最大容量しきい値、およびパージしきい値を指定します。
FSD 上の使用済みスペースの量が、指定した最大しきい値を超える場合は、最も古いマイグレート終了済みセッションからの順番でデータが FSD からパージされます。「パージしきい値」は最小しきい値であり、Arcserve Backup がパージを中断する場合の FSD 上の使用済み容量を指定することができます。
最大しきい値およびパージしきい値は、絶対値(MB 単位)またはボリューム容量(% 値)で表すことができます。
デフォルトの最大しきい値は 80% です。
デフォルトのパージしきい値は 60% です。
最大しきい値を 80% に設定し、パージしきい値を 60% に設定する例を、次に示します。
ca_devmgr -setstaging group0 -mthreshold “80/60%”
しきい値を 1 つのみ指定した場合、自動的に表されるのは最大しきい値の方であり、パージしきい値は無効になります。(パージしきい値の設定は、最大しきい値に常に依存します。)
最大しきい値を 80% に設定し、パージしきい値を無効にする例を次に示します。
ca_devmgr -setstaging group0 -mthreshold “80%”
注:
SnapLock 保護の有効/無効を指定します。SnapLock 保護を有効にしてデータをバックアップすると、指定された保存期間を過ぎるまで、バックアップされたデータのパージまたは上書きができません。これにより、FSD 上のデータをどのユーザも削除できなくなります。
0 = 無効
1 = 有効
デフォルトでは、SnapLock は無効です。
FSD から、最終的なデスティネーション メディアへのデータのマイグレーションを停止するように指定します。このオプションにより、最終的なデスティネーション メディアのメンテナンスがスケジュールされている場合、またはハードウェアに問題がある場合、FSD へのバックアップは継続しますが、FSD から最終的なデスティネーションへのマイグレーションを停止することができます。
0 = 無効
1 = 有効
デフォルトでは、データ マイグレーション停止オプションは無効です。
一度の書き込み処理で、ステージング デバイスに書き込まれるデータの最大量(KB)を指定します。
デフォルトでは、ステージングのチャンク サイズは 512KB です。
ローカル/リモート サーバから FSD ステージング グループの属性をクリーニング(削除)するように指定します。
ローカル/リモート サーバからステージング グループの属性を取得するように指定します。
デフォルトで FSD のアダプタ番号、SCSI ID、および LUN を照会するか、スイッチ「-group」をによって FSD グループを照会するかを指定します。これは主に自動化スクリプトで使用されます。
Arcserve Backup にデデュプリケーション デバイスの新規作成を指示します。FSD の説明、FSD 名、データ パス、およびインデックス パスを指定する必要があります。グループ名はオプションです。必要な場合は、有効なグループ名を指定します。指定しない場合、新しいデバイスはデフォルトのデデュプリケーション グループに追加されます。
作成するデデュプリケーション デバイスの説明を入力します。
作成するデデュプリケーション デバイスの識別名を指定します。
デデュプリケーション データを保存する物理パスを指定します。
インデックス ファイルおよびリファレンス ファイルのデータを保存する物理パスを指定します。このパスは、データ パスとは異なるボリューム上である必要があります。誤ってデータ パスと同じパスを指定した場合、別のバスを指定するよう促すプロンプトが表示されます。
作成するリモート デデュプリケーション デバイスへアクセスするためのドメインを指定します。
作成するリモート デデュプリケーションへアクセスするためのユーザ名を指定します。
作成するリモート デデュプリケーションへアクセスするためのユーザ パスワードを指定します。
新しいデデュプリケーション デバイス グループを作成します。
-GrpName によって作成した新しいデデュプリケーション デバイス グループの名前を指定します。グループ名はオプションです。グループ名を指定しない場合、Arcserve Backup はデデュプリケーション デバイスを新しいデフォルト グループに追加します。
Arcserve Backup に、グループ名で指定したデデュプリケーション デバイスの削除を指示します。
削除するデデュプリケーション デバイスを含んでいるグループ名を指定します。
Arcserve Backup に既存のデデュプリケーション デバイスの変更を指示します。FSD の説明、FSD 名、データ パス、およびインデックス パスの新しい値を指定します。
グループ名で指定したデデュプリケーション デバイスの新しい説明を入力します。
グループ名で指定したデデュプリケーション デバイスの新しい識別名を入力します。
グループ名で指定したデデュプリケーション デバイスが、デデュプリケーション データの保存時に使用する新しいデータ パスを入力します。
グループ名で指定したデデュプリケーション デバイスが、デデュプリケーション処理に関連付けたインデックス ファイルおよびリファレンス ファイルの保存時に使用する新しいインデックス パスを入力します。
注:データ パスとインデックス パスは、デデュプリケーション デバイスのメディアがブランクである場合にのみ変更できます。
Arcserve Backup に、<Group Name> で指定したデバイスのデデュプリケーション グループ プロパティを設定するように指示します。
デデュプリケーション デバイスに送信する同時データ ストリームの最大数を指定します。
デフォルト値は 1 です。
デデュプリケーション デバイスの容量の最大しきい値を指定します。このしきい値は、デバイス容量のパーセントとして、または絶対値(MB)として指定します。
デフォルト値は 80 % です。
デデュプリケーション デバイスから、最終的なデスティネーション メディアへのデータのマイグレーションを停止するように指定します。
0 = 無効
1 = 有効
デフォルトでは、データ マイグレーション停止オプションは無効です。
デデュプリケーション処理の最適化を有効または無効にします。最適化を有効にしてデータのデデュプリケーションを実行すると、ファイル全体ではなくファイルのヘッダ データのみを確認します。
0 = 無効
1 = 有効
デフォルトでは、最適化は無効になっています。
Arcserve Backup に、<Group Name> で指定したグループのプロパティ設定を取得するように指示します。
パージ ポリシーを満たすデータ デデュプリケーション デバイス上に存在するセッションをパージします。この引数を使用すると、デバイス上のディスク容量を即座に解放できます。
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