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マルチメディア ライブラリの仮想ライブラリとしての環境設定

仮想ライブラリ設定ツールを使用すると、さまざまな種類のメディアを使用するマルチ ドライブのライブラリを使用することができます。

たとえば、2 つの DLT ドライブおよび 2 つのウルトリウム ドライブを持つライブラリも可能です。この場合、最初の仮想ライブラリでウルトリウム ドライブおよびウルトリウム テープのみを使用し、もう 1 つの仮想ライブラリで DLT ドライブおよび DLT テープのみを使用するように指定して、この混合メディア ライブラリを 2 つの仮想ライブラリに設定することができます。この設定を使用すると、Arcserve Backup からウルトリウム ドライブ専用のスロットおよび DLT ドライブ専用のスロットを区別することができます。これにより、間違った種類のメディアを互換性のないドライブに移動する可能性が排除されます。

注:混合メディア ライブラリでは、クリーニング テープはサポートされていません。

混合メディア ライブラリを複数の仮想ライブラリとして設定するには、以下の手順を実行します。

  1. デバイス環境設定を開始してください。
  2. [オプション]画面が表示された後、仮想ライブラリを選択して[次へ]ボタンをクリックします。
  3. テープ エンジンが終了することを通知するメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックして続行します。
  4. [仮想ライブラリの設定]画面が表示された後、[有効なライブラリ]ボックスから混合メディア ライブラリを選択して[次へ]、[完了]の順にクリックします。
  5. [新規仮想ライブラリ プロパティ]画面が表示された後、同じ種類のドライブおよび対応するスロット範囲を選択して[OK]をクリックします。

    Note:指定したスロットの範囲は、ライブラリの最初のスロットから順番になってます。開始するスロット範囲が、スロットの正しいドライブと一致することを確認します。

    [仮想ライブラリの設定]画面が再表示されると、画面の左側に仮想ライブラリが表示されます。

  6. 画面の右側にある[有効なライブラリ]ボックスから残りのライブラリを選択して、[新規]をクリックします。
  7. [新規仮想ライブラリ プロパティ]ダイアログ ボックスが再表示されると、ボックスには残りのドライブおよびスロット数が表示されます。同じ種類のドライブおよび対応するスロット範囲を選択して、[OK]をクリックします。

    Note:最後のドライブを設定する際、残りのすべてのスロットを使用する必要があります。仮想ライブラリ設定ユーティリティでは、部分的に設定したり、オーファン スロットを使用することはできません。

  8. [仮想ライブラリの設定]画面が再表示されると、画面の左側の[仮想ライブラリ]ボックスに、それぞれに同じ種類のドライブが割り当てられた 2 つのライブラリが表示されます。[完了]ボタンをクリックして、設定を完了します。

    注:設定を編集したい場合には、仮想ライブラリを反転表示し、[削除]を選択して再設定することが必要です。