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展開に関する考慮事項
クラスタ環境への Arcserve Backup の展開を開始する前に、次の事項を考慮する必要があります。
- サポートされているオペレーティング システム -- サポートされているオペレーティング システムの詳細については、Arcserve Backup の Readme ファイルを参照してください。
- 必要なクラスタ リソース -- 他のクラスタ対応アプリケーションと同様に、Arcserve Backup HA サーバは、自身を共有ディスクや仮想名/IP アドレスなどのクラスタ リソースとバインドする必要があります。クラスタ リソースをグループ化することにより、Arcserve Backup を既存のグループにインストールしてそのグループにすでに確立されている既存のクラスタ リソースにバインドしたり、Arcserve Backup 展開用の専用グループを作成することができます。
- 特殊なインストール/環境設定 -- Arcserve Backup をすべてのクラスタ ノードに展開するには、すべてのノードに同じ Arcserve Backup コンポーネントをインストールし、それらに同じ設定を適用する必要があります。Arcserve Backup のシステム アカウントは、各クラスタ ノードにインストールされているすべての Arcserve Backup サーバで統一する必要があります。
注:The setup program for cluster machines does not support remote installation of the Arcserve Backup base product or the Arcserve Backup agents.Arcserve Backup エージェント(たとえば Agent for Microsoft SQL Server または Agent for Microsoft Exchange Server)に関するこのリモート インストールの制限は、仮想ホストを使用している場合のみ当てはまります。クラスタの物理ホストを使用した Arcserve Backup エージェントのリモート インストールはサポートされています。
- フェールオーバをトリガする仕組み -- Arcserve Backup には、独自のクラスタ リソースのダイナミック リンク ライブラリ機能(DLL)およびスクリプトが用意されていて、クラスタ サービス機能を拡張して、Arcserve Backup の障害を監視、検出します。仮想サーバのネットワーク名や IP アドレスにより、Arcserve Backup が単一のシステムとして認識され、クラスタ管理ツールの機能を活用できます。
- アップグレード -- すべての Arcserve Backup サービスが適切に開始されるようにするには、アップグレード処理が完了した後、Arcserve Backup マネージャ コンソールを開く前に、cstop および cstart のスクリプトを実行する必要があります。Arcserve Backup r12.5(GA リリースおよび最新のサービス パックをすべて含む)、Arcserve Backupr15(GA リリースおよび最新のサービス パックをすべて含む)、および r16(GA リリースおよび最新のサービス パックをすべて含む)からこのリリースにアップグレードする場合は、このタスクを実行する必要があります。
cstop および cstart のバッチ ファイルは、Arcserve Backup サーバの Arcserve Backup インストール ディレクトリに格納されています。
注:cstop スクリプトと cstart スクリプトの使用法の詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。
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