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バックアップ パフォーマンスを向上させるためのマルチ ストリーミングの活用

マルチ ストリーミングは、同時に実行する複数のサブジョブ(ストリーム)にバックアップ ジョブを分割し、デスティネーション メディア(テープ デバイスまたはファイル システム デバイス)にデータを送信するプロセスです。特に大規模なバックアップ ジョブの実行時には、マルチ ストリーミングによってジョブをより小さなストリームに分割することで効率が向上し、バックアップ ウィンドウを縮小することができます。

デフォルトでは、Arcserve Backup はステージング デバイスおよびテープ ステージング デバイスに最大 2 つのストリームのバックアップ データを転送できます。最大 32 ストリームのバックアップ データを転送するには、Arcserve Backup プライマリ サーバに Arcserve Backup Enterprise Module をインストールしてライセンスを取得する必要があります。Enterprise Module を使用すると、Arcserve Backup は 1 つ以上のストリームのバックアップ データをデスティネーション デバイスに転送できる通常のマルチストリーミング バックアップジョブと、2 つ以上のストリームのバックアップ データをステージング デバイスに転送できるステージング バックアップ ジョブを転送できます。

例:バックアップ パフォーマンスを向上させるためのマルチ ストリーミングの活用

以下に、バックアップ パフォーマンスを向上させるためにマルチ ストリーミングを活用するためのシナリオの例を示します。

ストリームの最大数

マルチ ストリーミング バックアップでは、ベスト プラクティスとして、ストリームの最大数を指定し、大量のデータを含むボリュームの数と等しい値にすることをお勧めします。

これは、バックアップ マネージャ ウィンドウで[デスティネーション]タブが選択された状態です。マルチ ストリーミングが選択されています。最大ストリーム数が指定されています。

例:

ボリューム /、/usr、/data には大量のデータが含まれています。この例では、最大ストリーム数として 3 を指定するのが最良の方法です。