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agent.cfg環境設定ファイル

エージェント環境設定ファイル agent.cfg は、Universal Agent のホーム ディレクトリにあります。このファイルには、システムにインストールされた各サブエージェント(バックアップ エージェントおよびクライアント エージェント)に対して orasetup が実行されるときに使用されるデフォルトの情報が記載されています。また、Oracle Agentのホーム ディレクトリ、Oracle Recovery Managerのユーザ名とパスワード、およびNLS_LANGとNLS_DATE_FORMATの情報も含まれています。

注:  agent.cfg ファイルを変更した後、caagent update コマンドを使用して Agent をリロードする必要があります。

以下に、agent.cfgファイルの内容の例を示します。

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# Oracle Agent
NAME Oracle Agent
VERSION 17.0
HOME <Oracle Agent home directory>
ENV CAS_ENV_ORACLE_AGENT_HOME=<Oracle Agent home directory>
#ENV CA_ENV_NUM_OF_REST_BUFF=
ENV DAYS_ORAGENTD_LOGS_RETAINED=30
ENV ORACLE_SHUTDOWN_TYPE=immediate
#ENV NLS_LANG=american
ENV NLS_DATE_FORMAT=MM/DD/YYYY/HH24:MI:SS
ENV LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib:<Oracle Agent home directory>:<Oracle Agent home directory>/lib:/opt/Arcserve/ABcmagt:/usr/local/CAlib:$LD_LIBRARY_PATH
BROWSER oraclebr
AGENT oragentd

CA_ENV_NUM_OF_REST_BUFFパラメータでは、リストア処理のパフォーマンスを変更できます。最適な値が、環境およびホストの負荷によって異なる場合があるので、このパラメータを変更するときは注意が必要です。

エージェント ログが保存されてから自動的に削除されるまでの日数を変更する場合は、変数DAYS_ORAGENTD_LOGS _RETAINEDを更新します。ログ ファイルが自動的に削除されないようにする場合は、「0」と入力します。

agent.cfgファイルに記載されているRecovery Managerのホーム ディレクトリの設定は、手動で変更しないでください。この設定を変更する場合は、orasetupプログラムを再実行し、新しい情報を入力して再登録します。

この環境設定ファイルを使用して、Oracleデータベースのオフライン操作が必要なときに実行するOracleデータベースのシャットダウンの種類を選択することもできます。サポートされている値は、「normal」、「immediate」、「abort」の3種類です。Arcserve カスタマ サポート担当者からの指示がない限り、agent.cfg ファイルのデバッグ オプションを手動で有効にしないでください。

詳細情報:

NLS_LANG パラメータを設定する