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NLS_LANG パラメータを設定する

Arcserve Backup Agent for Oracle が Oracle データベースから JPN データ ファイル名を取得するために SQL*Plus を呼び出す場合。「???.dbf」という文字化けが発生し、Arcserve データベースによる表領域名の分類が失敗する場合があります。エージェントによる分類の失敗は、クライアントの文字セットが Oracle データベースの文字セットを特定できない場合に発生します。

この問題を回避するには、バックアップまたはリストアを実行する前に NLS_LANG 変数を設定します。これは、エージェントの agent.cfg ファイルでは NLS_LANG はコメントアウトされているためです。NLS_LANG パラメータをコメント解除して値を設定してから、Common Agent を再起動して、以下の例に従ってバックアップおよびリストアを実行します。

例 1

orasetup スクリプトを実行してエージェントを設定すると、以下の行が agent.cfg ファイルに表示されます。

#ENV NLS_LANG=American

このパラメータを有効にするには、「=」の後の内容を変更することによりコメント解除します。そして必要な値を設定し、caagent update を実行して内容を Common Agent に同期させます。

例 2

日本語環境で、Oracle の NLS_LANG パラメータを設定する方法

  1. SQL*Plus を使用して、Oracle サーバの文字設定を選択し、サーバ文字が AL32UTF8 を使用していることを確認します。
  2. 以下の設定をエージェントの Agent.cfg ファイルに追加します。
    NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
    
  3. caagent update を実行して、設定を更新します。

    パラメータが設定されます。

詳細情報:

agent.cfg環境設定ファイル