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Arcserve Backup の MSCS クラスタからのアンインストール

Arcserve Backup のクラスタからのアンインストールはアクティブ ノードからのみ可能であり、クラスタ内のすべてのノードについて行う必要があります。

MSCS クラスタから Arcserve Backup をアンインストールする方法

  1. すべてのクラスタ リソースを削除します。詳細については、「Arcserve Backup クラスタ リソースの削除」を参照してください。

    すべての Arcserve Backup クラスタ リソースが削除されます。

  2. ARCserveHA リソース タイプを登録解除するには、コマンド ライン ウィンドウにアクセスして次のコマンドを入力します。
    cluster restype "ARCserveHA"/delete/type
    

    注:cluster restype コマンドは Microsoft のコマンドで、Windows システムに組み込まれています。

    ARCserveHA リソース タイプが登録解除されます。

    Windows Server 2012 の場合

    Windows PowerShell にアクセスし以下のコマンドを入力して、ARCserveHA リソース タイプを登録解除します。

    Remove-ClusterResourceType"ARCserveHA"
    

    注:この Remove-clusterresourcetype コマンドは Microsoft のコマンドで、Windows システムに組み込まれています。

    ARCserveHA リソース タイプが登録解除されます。

  3. アクティブ ノードで、Arcserve Backup ディレクトリにアクセスします。すべてのファイルをタイプ別に並べ替えてから、すべての .dll ファイルを別の場所にコピーします(コピーする場所は、後でネットワーク コピーをしなくても済むように、共有ディスクにすることをお勧めします)。

    注:Arcserve Backup Global Dashboard がインストールされている場合、\GlobalDashboard という名前のディレクトリとその中身も一時的な場所にコピーする必要があります。

    Arcserve Backup のダイナミック リンク ライブラリ(.dll)ファイルが別の場所にコピーされます。これにより、Arcserve Backup をクラスタ内のそれぞれのノードからアンインストールできるようになります。

  4. Windows のコントロール パネルで、[プログラムの追加と削除]ユーティリティにアクセスして Arcserve Backup を現在のノードから削除します。

    Arcserve Backup が現在の(アクティブ)ノードから削除されます。

  5. .dll ファイルを Arcserve Backup ディレクトリの元の場所にコピーして戻します。

    注:\GlobalDashboard という名前のディレクトリとその中身を一時的な場所にコピーした場合、このディレクトリとその中身を元のディレクトリにコピーして戻す必要があります。

    Arcserve Backup の .dll ファイルは Arcserve Backup ディレクトリにコピーされます。

  6. クラスタ アドミニストレータでグループ名を右クリックし、ポップアップメニューで[グループを移動]を選択してアクティブなノードを変更します。

    元のノードの状態は、「パッシブ」 に変更され、クラスタ内の次のノードの状態は 「アクティブ」 に変更されます。

  7. クラスタの残りのすべてのノードに対して、手順 3 ~ 5 を繰り返します。

    Arcserve Backup はクラスタ内のすべてのノードから削除されます。