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混合メディア（Arcserve Backup 仮想ライブラリ）の設定

Arcserve Backup を使用して Arcserve Backup 仮想ライブラリを作成する場合、さまざまな Arcserve Backup 仮想ライブラリに混合メディア ライブラリを設定して、異なるメディア タイプを扱うことができます。デバイス環境設定では、メディア タイプが混在する複数のドライブを持つユーザ ライブラリを設定できます。たとえば、2 台の DLT ドライブと 2 台の LTO ドライブがあるライブラリなどです。

テープ エンジンを起動すると、またはテープ エンジンを停止した後で再起動すると、Arcserve Backup によってライブラリが自動的に検出され、デフォルトのオプション セットを使用して設定されます。このセクションでは、以下の方法について説明します。

• 混合メディアを管理する Arcserve Backup 仮想ライブラリの設定
• 既存の混合メディア ライブラリに関するオプションの変更

システムを構成し、混合メディア ライブラリを使用する前に、以下の準備作業を実行します。

• Windows の［コンピュータの管理］ダイアログ ボックスの左ペインで［デバイス マネージャ］を選択し、すべてのライブラリ デバイスが正しく認識されていることを確認します。以下の図は、デバイス マネージャの例です。

  

  通常、ライブラリは［メディア チェンジャ］の下に表示され、ドライブは［テープ ドライブ］の下に表示されます。Windows にテープ ドライブ用のデバイス ドライバがインストールされていない場合、それらのテープ ドライブは［その他のデバイス］の下に表示されます。Arcserve Backup では、デバイス固有の Windows ドライバは不要です。

混合メディア（Arcserve Backup 仮想ライブラリ）を設定する方法

1. Arcserve Backup マネージャ コンソールの［ナビゲーション バー］にある［管理］メニューから［デバイス環境設定］を選択します。

   ［デバイス環境設定へようこそ］ダイアログ ボックスが表示されます。

2. ライブラリを Arcserve Backup 仮想ライブラリ デバイスに分割するため、［仮想ライブラリ オプション］を選択して、［次へ］をクリックします。

   注： テープ エンジンが実行中の場合は、停止するよう求めるメッセージが表示されます。［はい］ボタンをクリックして続行します。

3. 最初の［仮想ライブラリ環境設定］ダイアログ ボックスで、混合メディア ライブラリを選択します。［新規］ボタンをクリックして［新規仮想ライブラリ プロパティ］ダイアログ ボックスを開きます。

   

4. ［新規仮想ライブラリ プロパティ］ダイアログ ボックスで、同じタイプのメディアを使用するドライブを選択してから、同じメディア タイプを格納する対応スロット範囲を指定します。［OK］ボタンをクリックして続行します。

   

   注： 選択したスロット範囲は、ライブラリ内の最初のスロットから順番に指定されます。そのため、同じメディア タイプのドライブを最初のスロット範囲として選択するよう注意してください。

5. 同じタイプのメディアを使用する各ドライブ セットに対して、手順 5 と 6 を繰り返します。
6. ［次へ］をクリックします。

   

   これで、混合メディアを管理する Arcserve Backup 仮想ライブラリの設定が正常に完了しました。

注：物理ライブラリの設定を変更した場合は、Arcserve Backup が正しく動作するように Arcserve Backup 仮想ライブラリを再設定する必要があります。Arcserve Backup 仮想ライブラリに設定したライブラリの接続を解除する必要がある場合は、接続を解除する前にその Arcserve Backup 仮想ライブラリを削除する必要があります。