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データベース エンジンの環境設定
Arcserve Backup データベース エンジンには、処理されたすべてのジョブに関する以下の種類の統計情報が保存されます。
- バックアップ、コピー、およびリストアされたファイルとディレクトリ
- Arcserve Backup が処理したジョブ
- Arcserve Backup の処理で使用したストレージ デバイスとメディア
Arcserve Backup には、以下のデータベース エンジン オプションが用意されています。
- [自動廃棄処理を有効にする] -- データベースの廃棄が有効になると、セッションでバックアップまたはコピーされたファイルとディレクトリの情報が削除されます。デフォルトでは、データベース ファイルの容量を抑えるために、オンに設定されています。このオプションをオフにして詳細な情報を記録すると、リストア作業時には便利ですが、廃棄処理を行わないとデータベースのサイズが非常に大きくなる可能性があります。
- [廃棄処理の実行時刻] -- このフィールドは、[自動廃棄処理を有効にする]オプションがオンになっているときにのみ有効です。データベース レコードを廃棄する時刻を指定できます。
デフォルト値:有効な場合、正午 12 時に実行されます。
- [古いデータベース レコード廃棄間隔] -- このフィールドは、[自動廃棄処理を有効にする]オプションがオンの場合にのみ有効です。このオプションでは、Arcserve Backup によってジョブのレコードが廃棄される前に、データベースでそれらのレコードを保持する期間を指定できます。
デフォルト値:破棄が有効の場合は、180 日間です。
範囲:1 ~ 999 日間
- [その他の古いデータベース レコード廃棄間隔] -- このフィールドは、[自動廃棄処理を有効にする]オプションがオンの場合にのみ有効です。このオプションでは、Arcserve Backup によってその他のレコード(たとえばセッション詳細レコード)が廃棄される前に、データベースでそれらのレコードを保持する期間を指定できます。
デフォルト値:破棄が有効の場合は、30 日間です。
範囲:1 ~ 999 日間
- [再フォーマットまたは消去されたメディア関連データベース レコードを廃棄処理時に削除する] - メディアの再フォーマット時または消去時に、Arcserve Backup は、そのメディアに関連するデータベース内でレコードも削除します。ただし、この余分な処理の実行には時間がかかります。これらのレコードの削除を、廃棄処理の実行時まで延期するには、このオプションを選択します。
- [古いアクティビティ ログ廃棄間隔] -- Arcserve Backup がアクティビティ ログを削除するまで、データベースに保持する期間を指定します。
デフォルト値:14 日
範囲:1 ~ 999 日間
- [古いカタログ ファイル廃棄間隔] -- Arcserve Backup がカタログ ファイルを削除するまで、データベースに保持する期間を指定します。
デフォルト値:60 日間
範囲:1 ~ 9999 日間
- [データベースのメンテナンス処理] -- 以下のオプションは、Arcserve Backup データベースで実行できるメンテナンス処理に適用されます。
以下のオプションを有効にすると、Arcserve Backup は、データベース廃棄ジョブが次回実行する際に、指定したタスクを行います。データベース廃棄ジョブが毎日実行するようにスケジュールされている場合、指定した処理は、廃棄ジョブの実行時に行われます。データベース廃棄ジョブとは関係なくデータベース メンテナンス処理の実行をスケジュールするには、[ジョブ スケジューラ ウィザード]を使用して、ca_dbmgr コマンド ライン ユーティリティを使用してデータベース メンテナンス処理を支援する個々のジョブを作成できます。
注:詳細については、「ジョブ スケジューラ ウィザードを使用したジョブのスケジュール方法」または「コマンド ライン リファレンス ガイド」を参照してください。
- [廃棄ジョブのサブミット] - このオプションを選択すると、廃棄ジョブが直ちにサブミットされます。
- [Arcserve データベース保護ジョブのサブミット] -- このオプションにより、オリジナルのジョブが削除されたために、Arcserve Backup データベース保護ジョブを再作成できます。詳細については 「Arcserve Backup データベース保護ジョブの再作成」を参照してください。
- カタログ データベース
- [カタログ データベース フォルダ] -- このオプションでは、Arcserve Backup カタログ データベース フォルダの場所を指定できます。省略記号ボタンをクリックして参照し、異なる場所を選択してカタログ データベース フォルダを検索します。
デフォルトで、カタログ データベース フォルダは、次のプライマリ サーバの場所にあります。
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup\CATALOG.DB\
- [以下のメンバ サーバからの転送前にカタログ ファイルを圧縮する] -- このオプションでは、データがメンバ サーバからプライマリ サーバへ転送されると、 Arcserve Backup はカタログ情報を圧縮できます。
プライマリ サーバに、関連するメンバ サーバがある場合は、[以下のメンバ サーバからの転送前にカタログ ファイルを圧縮する]フィールドが有効になり、メンバ サーバの名前を表示します。
デフォルトでは、この機能はオフになっています。このオプションを無効にすると、Arcserve Backup は、メンバ サーバからプライマリ サーバへ転送されるカタログ情報を圧縮しなくなります。
- [最小ディスク空き容量しきい値] -- このオプションでは、Arcserve Backup がカタログ ファイルを検出する時に、空きディスク容量の最小のパーセントを指定できます。
デフォルト値:10 %
範囲:1% ~ 99%
注:Arcserve Backup は定期的に、カタログ データベース フォルダがある場所のボリュームの、空きディスク容量のパーセントをチェックします。検出される空き容量が指定したパーセントより少ない場合は、警告メッセージがアクティビティ ログに送信され、検出される空き容量のパーセントがしきい値の設定より大きくなるまで、自動的にディスクから、カタログ データベース ファイル(最短が 7 日間で最も古いものから開始)の削除を開始します。
例:検出される空き容量が 10 % より少ない場合は、警告メッセージがアクティビティ ログに送信され、検出される空き容量のパーセントが 10 % より大きくなるまで、自動的にディスクから、カタログ データベース ファイル(最短が 7 日間で最古のものから開始)の削除を開始します。
- [メディア プールのメンテナンスを有効にする] -- このオプションを選択すると、メディア プールの保存セットから再利用セットに移動するようにスケジュールされたすべてのメディアが、廃棄ジョブの実行時にいつでも自動的に移動されます。
- [最大データベース サーバ メモリ] - これは Microsoft SQL Express のみに適用されます。Microsoft SQL Express のメモリ使用量のサイズはこの制限以下となります。
デフォルト値:1024 MB
範囲:256 MB ~ 1024 MB
詳細情報:
Arcserve Backup データベースを保護する方法
カタログ データベースの動作
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