合成フル バックアップ ジョブのサブミット
合成フル バックアップ ジョブのサブミット
[合成フル バックアップ有効化]オプションを使用すると、ソース グループおよびソース コンピュータのスケジュールされたバックアップをサブミットすることができます。合成フル バックアップでは、標準バックアップと共に、ステージングとデデュプリケーションのバックアップをサブミットできます。ステージングとデデュプリケーションのバックアップは、最初の(親)フル バックアップと、それ以降に行われたすべての増分バックアップが 1 つのセッションに結合されたものから構成されます。
注: 合成フル バックアップが Windows Client Agent でサポートされるのは r16 以降です。r16 より前のバージョンの Windows Client Agent、データベース エージェント、またはアプリケーション エージェントでは、合成フル バックアップはサポートされません。r16 以降の Windows Client Agent、r16 より前の Windows Client Agent、データベース エージェント、またはアプリケーション エージェントをまとめて 1 つのジョブにバックアップするために合成フル バックアップ ジョブをサブミットする場合は、r16 以降の Windows Client Agent だけが合成されます。合成フル バックアップをサポートしていないエージェントおよびアプリケーション エージェントの場合、標準のバックアップ方式が代わりに使用されます。
例: 合成フル バックアップの仕組み
合成フル バックアップ(SFB)を使用すると、以前のフル セッションとその後の増分セッションを、Windows Client Agent 用の 1 つのフル セッションに合成できます。
注: 合成フル バックアップ ジョブを実行するには、バックアップするコンピュータ上に Arcserve Backup Agent for Open Files をインストールしてライセンス登録する必要があります。エージェントのインストールおよびライセンス取得を行わない場合、Arcserve Backup は合成フル バックアップを通常のバックアップに変換し、アクティビティ ログに警告メッセージを作成します。
- SFB に対応したバックアップ ジョブをサブミットします。
- ジョブが起動するとき、最初の実行はリアル フル バックアップで、以降のバックアップは増分バックアップになります。フル セッションは最初の親のフル セッションになります。以降の増分バックアップは、定義した増分バックアップ ポリシーに基づいて実行されます。
- 最後の増分バックアップ ジョブの実行時には、変更されたファイルと未変更のファイルのすべてがクライアント エージェントに対して照会されます。最後の増分バックアップの後に、データ合成ジョブが作成されます。
- データ合成ジョブでは、最後のフル セッション(親セッション)とそれ以降の増分セッションを 1 つの SFB セッションに合成します。
- 新しい SFB セッションは、次の SFB ジョブの親のフル セッションになります(SFB セッションの後にリアル フル バックアップ セッションが実行される場合を除く)。
合成フル バックアップ ジョブをサブミットする方法
- [バックアップ マネージャ]を開き、[スタート]タブをクリックします。
- [標準バックアップ]または[デデュプリケーション バックアップ]のいずれかを選択し、[合成フル バックアップ有効化]を選択します。
- 注: [標準バックアップ]と[合成フル バックアップ有効化]を選択すると、[ステージングを有効にする]がデフォルトで選択されます。[ステージングを有効にする]を無効にすると、[合成フル バックアップ有効化]オプションを選択することができなくなります。
- [ソース]、[スケジュール]、[ポリシー]、および[デスティネーション]の各タブを選択し、ジョブに必要なオプションを指定します。ステージング ジョブを選択した場合は、ステージングの場所を指定する必要もあります。
- [オプション]ツールバー ボタンをクリックして、ジョブに必要なグローバル オプションを指定します。詳細については、「グローバル バックアップ オプション」を参照してください。
- [サブミット]ツールバー ボタンをクリックしてジョブをサブミットします。
- [セキュリティおよびエージェント情報]ダイアログ ボックスが表示されます。
- ジョブについてのセキュリティおよびエージェント情報を編集または確認して、[OK]をクリックします。
- [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスが開きます。[即実行]を選択して今すぐジョブを実行するか、[実行日時指定]を選択してジョブを実行する日時を選択します。
- 注: [即実行]オプションの詳細については、「[ジョブ キュー]タブ」を参照してください。
- ジョブの説明を入力します。
- 複数のソースのバックアップを選択した場合に、ジョブ セッションの開始順序を設定するには、[ソース優先度]をクリックします。[一番上へ]、[上へ]、[下へ]、[一番下へ]の各ボタンを使用して、ジョブが処理される順序を変更します。優先順位付けが終わったら、[OK]をクリックします。
- ジョブを Arcserve Backup ジョブ スクリプトとして保存するには、[ジョブの保存]ボタンをクリックします。
- ジョブ テンプレートを保存するには、[テンプレートの保存]ボタンをクリックします。
- ジョブのプレフライト チェックを実行するには、[プレフライト チェック]ボタンをクリックします。プレフライト チェックが失敗した場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてジョブの設定を変更してください。
- [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。
- ジョブがサブミットされます。
注: ディスク ステージング(D2D2T)およびテープ ステージング(D2T2T)を使用してバックアップ操作を管理する方法については、「Backup to Disk to Tape の動作」を参照してください。
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