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バックアップがスナップショット作成エラーで失敗する

Windows プラットフォームで有効

VMware ベースの仮想マシンのバックアップをサブミットすると、以下の症状が発生します。

症状 1

バックアップ ジョブが失敗し、以下のメッセージがアクティビティ ログに表示されます。

スナップショットの取得に失敗しました。 ESX/vCenter レポート エラー。 一般システム エラーが発生しました。 VMX からのプロトコル エラー。

解決策 1

このエラーは VMware の問題です。 この問題を修正するには、ゲスト オペレーティング システム内の VMware Tools をアンインストールして再インストールし、ジョブを再度サブミットします。

症状 2

バックアップ ジョブが失敗し、以下のメッセージがアクティビティ ログに表示されます。

仮想マシンのスナップショットを作成できませんでした。 ESX Server/vCenter Server から次のエラーがレポートされました: スナップショット作成処理が、停止した仮想コンピュータの I/O 解放の制限時間を超えたため、静止スナップショットを作成できません。

解決策 2

スナップショットの作成中に VSS がエラーに遭遇すると、このエラーが発生します。 VSS は、以下の条件下でエラーに遭遇する場合があります。

VSS ライタが不安定な状態にある。

この動作の原因を特定し、修正するには、以下の是正アクションを行います。

  1. 仮想マシンのゲスト オペレーティング システムのコマンド ラインからコマンド "vssadmin list writers" を実行します。
  2. すべての VSS ライタが正常な状態であることを確認します。
  3. 以下の状態のライタのエラーを修正する方法の詳細については、Microsoft またはライタのベンダにエラーの修正方法を問い合わせます。
    state=Failed
    Last Error=No Error
    

    注: 通常、ライタを再起動すると問題が解決します。

スナップショットの作成時に、VSS がエラーに遭遇します。

この動作の原因を特定し、修正するには、以下の是正アクションを行います。

  1. ゲスト オペレーティング システムの Windows イベント ログを確認します。 バックアップ開始時刻の近辺で発生した、VSS コンポーネント関連エラーをチェックします。
  2. VSS がディスクの容量不足エラーをレポートしている場合、エラー関連ボリュームのディスク容量を解放します。
  3. VSS または Windows Volsnap ドライバによってタイムアウト エラーが生成されている場合、仮想マシン内で実行されるアプリケーションは非常にアクティブな状態にあります。 非常にアクティブな状況においては、VSS による一貫したスナップショットの作成が妨げられます。 この状況を改善するには、該当ボリュームに対するアプリケーションの入出力処理が少ない時間帯にバックアップをスケジュールします。
  4. Windows イベント ログが VolSnap ドライバでのエラー発生を示している場合は、Microsoft Technet ライブラリの「Volume Snapshot Driver Integrity」で、VolSnap ドライバ エラーの修正方法を確認してください。