Microsoft SQL Server アプリケーションを別の場所にリストアすることを指定した場合は、リストア先として同じマシンの別の場所、または別のマシンの別の場所のいずれかを選択できます。
CA ARCserve D2D で Microsoft SQL Server アプリケーションを別の場所にリストアする前に、以下のことを考慮する必要があります。
別の場所が同じマシンにある場合
このオプションでは、データベースを新しい場所に(同じ名前で)リストアするか、または新しい名前で(同じ場所に)リストアできます。
たとえば、現在の SQL Server にデータベース A (C:\DB_A)がインストールされ、バックアップされているとします。 この場合、このオプションを選択して別のファイルの場所を指定して、データベース A を別の場所(D:\Alternate_A など)にリストアできます。
データベースがリストアされた後は、新しい場所「D:\Alternate_A」にあるデータベース ファイルが使用されます。
別の場所へのリストア中は、[インスタンス名]セクションは利用できません。 インスタンス名は常に同じである必要があります。 そのため、同じ MS SQL Server 上に存在する別のインスタンスへはデータベースをリストアできません。
たとえば、現在の SQL Server に 2 つのデータベース (データベース A およびデータベース B)がインストールされており、その両方がバックアップされているとします。 この場合、このオプションを選択して新しいデータベース名を指定して、データベース A をデータベース A_New として同じ場所にリストアできます。
データベースのリストア後、この場所には 3 つのデータベース(データベース A、データベース B、およびデータベース A_New)が存在します。
別の場所が別のマシンにある場合
たとえば、SQL Server のバックアップが 「C:\SQLServer」にインストールされている場合、新しい CA ARCserve D2D サーバ上の SQL Server も C:\SQLServer にインストールされる必要があります。
たとえば、SQL Server のバックアップにデータベース A およびデータベースに関連付けられた「Instance_1」と、データベース C に関連付けられた「Instance_2」が含まれているのに対して、CA ARCserve D2D サーバには「Instance_1」しか存在しないとします。 この場合、リストアが完了すると、データベース A およびデータベース B はリストアされますが、データベース C はリストアされません。
たとえば、SQL Server 2005 マシンを SQL Server 2008 マシンにリストアできますが、SQL Server 2008 マシンを SQL Server 2005 マシンにリストアできません。
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