シナリオの開始： run()

run API 関数を使用すると、シナリオを実行できます。ベストプラクティスとしては、この run API をコールする前に、add_credentials_ex API をコールしてマスタホストを認証します。

引数

run API 関数には、以下のテーブルに記述されている引数が含まれています。

名前	種類	説明
session_id	uint	create_session 関数 API のコールによって返されたセッション ID。
scenario_id	uint	開始するシナリオ ID。
sync_method	uint	同期方法。以下のいずれかのオプションを選択します。 0 - ファイルレベル同期 1 - ブロックレベル同期 2 - ボリュームレベル同期（FullSystem シナリオの場合のみ）
ignore_same_files	bool	サイズ/時間が同じファイルを無視します。
arc_upt	bool	このパラメータは、Arcserve Backup の統合シナリオのみに適用されます。シナリオが Arcserve Backup の統合シナリオ用でない場合は、このパラメータを false に設定する必要があります。シナリオが Arcserve Backup と統合されている場合は、run API をコールする前に、add_bab_credentials API をコールします。
verification_and_run	uint	予約済み。常に 1 として定義する必要があります。
message	out string	この API が失敗したときに、その理由が含まれます。

戻り値

シナリオが正常に開始されると、true を返します。それ以外の場合、この関数は false を返し、メッセージ引数としてエラーの詳細な説明を提供します。

例

public bool run_example()
        {
            try
            {
                uint scenario_id = _scenario_id;
                //0:File Sync;1:Block Sync;2:Volume Sync
                uint sync_method = 0;
                bool ignore_same_files = true;
                bool arc_integrated = false;
                string message = "";
                return get_mng().run(_session_id, scenario_id, sync_method, ignore_same_files, arc_integrated, 1, out message);
            }
            catch (Exception ex)
            {
                System.Windows.Forms.MessageBox.Show(ex.Message);
            }
            return false;
        }