Recover-Scenario コマンドを使用して、マスタで失われたデータをシナリオに参加するレプリカ ホストから転送することによって、そのデータを回復することができます。 これは、レプリカからマスタへという逆方向の同期プロセスを起動することによって実行されます。 Recover-Scenario コマンドを起動するときに、データを回復する元になるレプリカ ホストを定義し、リカバリ プロセス中にマスタ上に存在するがレプリカ上には存在しないデータを削除するかどうかを定義する必要があります。
重要: リカバリを開始するには、レプリケーションを停止する必要があります。
リカバリ プロセスが完了したことを確認するには、Get-Events コマンドを使用します。 「リカバリ プロセスが終了した」ことを通知するメッセージを受け取ったら、Run-Scenario コマンドを使用して、マスタからレプリカへのレプリケーション プロセスを再起動できます。
Recover-Scenario [-Name] <文字列> [-Host] <文字列> [-Mode] <文字列> [-Ignore] <ブール値> [-RemoveMasterFiles] <ブール値> [-RecoveryMode] <文字列> [-RebootAfterRecovery] <ブール値>
シナリオ名。
データのリカバリ元となるレプリカ ホスト。
同期モード。 以下のいずれかを入力します。
B=バイナリ
F=ファイル
データの比較時に名前とサイズが同じファイルを無視します。 以下のいずれかを入力します。
1=はい
0= いいえ
リカバリ プロセス中にマスタにのみ存在するファイルを削除するかどうかを決定します。 以下のいずれかを入力します。
1 = はい、マスタのみに存在するファイルを削除します。
0 = いいえ、マスタのみに存在するファイルを保持します。
リカバリするデータの種類。 以下のいずれかを入力します。
A = アプリケーション データ
S = システム状態データ([システム状態の保護]オプションが有効の場合のみ)
B = 両方の種類のデータ
デフォルト値は A です。
リカバリ プロセスの完了後にマスタ ホストを再起動するかどうか。 以下のいずれかを入力します。
1 = はい、マスタを再起動します。
2 = いいえ、マスタを再起動しません。
例: 損失データの回復
Recover-Scenario "File Server 1" 192.168.1.153 F 1 0 A 2
結果:
アプリケーション データの回復プロセスが開始されました
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