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Microsoft Hyper-V 環境での Arcserve UDP エージェント(Windows)

Microsoft Hyper-V 環境では、Arcserve UDP エージェント(Windows) はホスト レベルの保護および仮想マシン(VM)レベルの保護の両方を提供します。 以下のシナリオでは、Arcserve UDP エージェント(Windows) を使用して発生する可能性のある状況、および保護ソリューションについて説明します。

注: 各シナリオに適切なライセンスを適用していることを確認してください。

  1. Hyper-V ホスト サーバに Arcserve UDP エージェント(Windows) をインストールします。
  2. システムおよびブート ボリュームをバックアップすることを確認します(ボリューム フィルタを選択している場合)。
  3. Hyper-V ホスト サーバに障害が発生した場合、Hyper-V ホスト サーバを復旧するには Arcserve UDP エージェント(Windows) の通常のベア メタル復旧手順に従います。
  4. 選択したファイルをリストアする場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) の通常のリストア手順を使用します。

  1. Hyper-V ホスト サーバに Arcserve UDP エージェント(Windows) をインストールします。
  2. ホスト サーバと VM の両方を完全に保護するためにマシン全体をバックアップすることを確認します。
  3. バックアップ ジョブをサブミットします。
  4. Arcserve UDP エージェント(Windows) バックアップから VM をリストアする場合、2 つの可能なソリューションがあります。
    1. VM を元の場所にリストアする
      • Arcserve UDP エージェント(Windows) のリストア ウィンドウから、VM ファイル(.vhd、.avhd、環境設定ファイルなど)を選択します。
      • デスティネーションとして[元の場所にリストアする]を選択し、競合を解決するために[既存ファイルを上書きする]オプションを選択します。
      • リストア ジョブをサブミットします。

      注: リストア ジョブをサブミットする前に VM の電源をオフにすることをお勧めします。古いファイルがアクティブになっていると、リストア プロセスを完了するために Hyper-V ホスト サーバを再起動するまで Arcserve UDP エージェント(Windows) によるファイルの上書きが実行されないためです。

      • リストア ジョブが完了したら、Hyper-V マネージャを開いて VM を起動します。
      • VM が Hyper-V マネージャにまだ登録されていない場合は、VM を作成します。 VM 作成中に、リストアを実行したデスティネーションと同じパスに VM の環境設定および .vhd ファイルのパスを設定します。
    2. VM を同じ Hyper-V ホスト サーバ上の別の場所にリストアする
      • Arcserve UDP エージェント(Windows) のリストア ウィンドウから、VM ファイル(.vhd、.avhd、環境設定ファイルなど)を選択します。
      • デスティネーションとして「別の場所にリストアする」を選択し、デスティネーション パスを指定します。
      • リストア ジョブをサブミットします。
      • Hyper-V マネージャを開き、リストア ジョブが完了したら、VM を作成します。 VM 作成中に、リストアを実行したデスティネーションと同じパスに VM の環境設定および VHD ファイルのパスを設定します。
      • VM が作成されたら、VM を開始します。

      注: Hyper-V 仮想マシンのリストアの詳細については、Microsoft Hyper-V ドキュメントを参照してください。

注: シナリオ 2 および 3a では、VM 内で iSCSI LUN を直接接続/マウントしていた場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) Hyper-V ホスト レベル バックアップではその LUN 内部のデータはバックアップされません。 この制限を回避するには、シナリオ 3b のソリューション「Windows 仮想マシン内に Arcserve UDP エージェント(Windows) をインストールする」と同じ方法を使用してください。