Arcserve UDP エージェント(Windows) バックアップを実行する前に、以下のバックアップ考慮事項を確認します。
バックアップ先に十分な空き容量が存在しない場合は、以下の修正処置を検討してください。
注:2 TB の制限は、VHD 形式のバックアップにのみ該当します。
Arcserve UDP エージェント(Windows) のバックアップ ソース ディスクおよびデスティネーション ディスクとして、さまざまな種類のディスクがサポートされています。
詳細については、「Arcserve UDP エージェント(Windows) でサポートされるディスク」を参照してください。
スケジュールされたバックアップが以前のバックアップ ジョブのファイル システム カタログの生成にかかる時間の長さより頻繁に起こる場合、最も古いセッションのファイル システム カタログの生成が完了する前に、復旧ポイント保持数を超過する場合があります。この場合、保留中のすべての復旧ポイントで使用されるカタログの生成が遅延する可能性があります。その結果、保持されている復旧ポイントが(指定された最大保存数を超えて)蓄積され、ステータス サマリに、デスティネーションでディスク容量が不足していると表示される可能性があります。この問題を回避するには、増分バックアップのスケジュールで実行間隔を大きくします。
ジョブがアクティブであるか、ユーザが Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを使用して復旧ポイントを参照している場合、バックアップ先フォルダの手動操作(コピー、切り取り、貼り付け、ドラッグ アンド ドロップなど)は成功しません。これらの手動操作のいずれかを試行する場合は、実行されているアクティブなジョブがないこと、および復旧ポイントが(Arcserve UDP 復旧ポイント ビューを使用して)参照されていないことを確認します。
すべてのデバイスに最新のドライバ、またはファームウェアがインストールされていることを確認します。
バックアップ ジョブが実行されていないときも、Arcserve UDP エージェント(Windows) は、オペレーティング システムとデータに関連する変更を常にモニタしています。検出された変更は蓄積されてリストに保存され、次回のマシン起動後に増分バックアップとして含められます。マシンが正常にシャットダウンされず、変更情報がすべて保存されなかった場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) では、時間がかかる検証バックアップが次回のバックアップ時に実行されることがあります。検証バックアップは、これがスケジュールされていなかった場合であっても実行されます。
Microsoft Hyper-V 環境では、Arcserve UDP エージェント(Windows) はホスト レベルの保護および仮想マシン(VM)レベルの保護の両方を提供します。Arcserve UDP エージェント(Windows) の使用時に発生する可能性のある状況、および保護ソリューションの詳細については、「Microsoft Hyper-V 環境での Arcserve UDP エージェント(Windows)」を参照してください。
Hyper-V サーバ上で Arcserve UDP エージェント(Windows) バックアップ ジョブを実行中である場合、VM のステータスは「バックアップ中」となり、以下のタスクは実行できません。
バックアップ パスを入力すると、デスティネーションとして使用するために Arcserve UDP エージェント(Windows) によってそのパスにホスト名が追加され、このホスト名は設定ダイアログ ボックスにも表示されます。マシンの名前を変更する場合、設定を保存しようとする前に、パスから古いホスト名を削除してデスティネーション パス(バックアップ、ファイル コピー、復旧ポイントのコピー)を変更する必要があります。
例:ホスト名が「Host_A」でバックアップ デスティネーションが X:\ であり、「Host_B」にホスト名を変更する場合、まずバックアップ デスティネーションを x:\Host_A から x:\ に再度変更しないかぎり、バックアップ設定に行なわれたいずれの変更も保存されません。
バックアップ デスティネーションのホスト名を変更せずに、設定の保存を試みると、Arcserve UDP エージェント(Windows) は、バックアップ デスティネーション「x:\Host_A」が Host_A によってすでに使用されており、つまり Host_A は別のマシンであり、設定への変更は認められないと考えます。
変更されたバックアップ先に対して増分バックアップを継続し、指定した保存済み復旧ポイント数に達した場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) では、最も古いバックアップ セッションを最初のバックアップ先にマージします。これは、指定された復旧ポイント数を保持するためです。このマージ処理が繰り返されると、最初のバックアップ先に保存された復旧ポイント数が減少し、同時に、変更されたバックアップ先の復旧ポイント数が増加します。最終的には、最初のバックアップ先の復旧ポイントがなくなり、すべてのセッションは変更されたバックアップ先にマージされます。
あるバックアップ先へのフル バックアップ(および複数の増分バックアップ)を設定および実行した後にバックアップ先を変更しても、バックアップの再設定を行って、引き続き新しいバックアップ先への増分バックアップを問題なく実行できます。
後から再度バックアップ先を変更する場合も、バックアップ設定を再設定すると、新しいバックアップ先への増分バックアップを引き続き問題なく実行できます。
例:
あるバックアップ先へのフル バックアップ(および複数の増分バックアップ)を設定および実行した後、バックアップ先を別の場所に変更する場合、元のバックアップ先から新しいバックアップ先にコンテンツをコピーまたは移動することができます。次に、バックアップ設定を再設定すると、増分バックアップを新しいバックアップ先に引き続き問題なく実行することができます。
ただし、最初の場所にフル バックアップ、2 番目の場所に増分バックアップがあり、2 番目の場所から 3 番目の場所にコンテンツを移動した後に引き続き増分バックアップを実行しようとすると、最初の場所へのリンクが失われるためバックアップは失敗します。
例:
バックアップ形式を[拡張]に設定すると、マージのパフォーマンスが大幅に向上します。
Windows ネイティブ ツールによるボリュームの最適化によって、ブロック レベル バックアップのサイズが影響を受ける場合があります。これは、Arcserve UDP エージェント(Windows) が変更されたすべてのブロックを継続的に増分バックアップするためです。つまり、ファイル内のデータが変更されていなくても、最適化中に移動されたブロックはバックアップに含まれてしまいます。その結果、バックアップ サイズが大きくなる場合があります。これは正常な動作です。バックアップ サイズの増加を望まず、さらに、バックアップ時間を増やしたくない場合は、ボリュームの最適化を除外できます。また、任意の最適化スケジュールを中断できます。
Arcserve Replication/High Availability を使用してレプリケートされたボリュームをバックアップする場合、スプールが別のボリューム上に作成されていることを確認し、このスプール ボリュームが除外されるようバックアップ設定を設定する必要があります。これにより、不要な一時スプール データをバックアップしてしまうことを回避できます。
Microsoft SQL Server VSS Writer の制限のため、特定のステータスを持つ Microsoft SQL Server データベースの中には、自動的にスキップされてバックアップされないものがあります。
Microsoft SQL サーバ データベースには以下のものが含まれます。
Arcserve UDP エージェント(Windows) では、一貫したバックアップのため、バックアップ時にはすべての VSS ライタを使用します。唯一の例外は、Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange、および Hyper-V ライタで、これらは適切にライセンスされている場合のみ対象となります。
圧縮と暗号化の両方が無効な場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) は .VHD 形式のファイルのみをバックアップできます。Arcserve UDP エージェント(Windows) は、ファイルを .VHDX 形式ではバックアップできません。
Active Directory のリストアには、エージェント ベースのバックアップが必要です。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
(オプション)リストア プロセスの仕組みについて理解します。詳細については、以下のトピックを参照してください。
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