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アプリケーションの整合性を保つスナップショットを Hyper-V で作成する方法
Hyper-V VSS ライタによって、一部の仮想マシンでアプリケーションの整合性が保たれたスナップショットが作成されないことがあります。 その結果、バックアップ データとアプリケーションの整合性がなくなる可能性があります。
前提条件の確認
アプリケーションの整合性を保つスナップショットを作成するには、以下の前提条件を満たします。
- 子 VM に「Hyper-V ボリューム シャドウ コピー リクエスタ」という名前の統合サービスがインストールされ、実行されている。
- 子 VM が実行状態である。
- VM のスナップショット ファイルの場所が、ホスト オペレーティング システム内にある、VM の VHD ファイルと同じボリュームに設定されている。
- 子 VM 内のすべてのボリュームがベーシック ディスクであり、ダイナミック ディスクが存在しない。
- 子 VM 内のすべてのディスクが、スナップショットをサポートするファイル システム(NTFS など)を使用している。
考慮事項の確認
アプリケーションを整合性が保たれたスナップショットを作成するには、以下の考慮事項を完了します。
- 子 VM にインストールされている統合サービスが、Hyper-V ホストと互換性がある。
- たとえば、VM 内の Windows 8.1/2012R2 統合サービスは、Windows 2008R2 Hyper-V ホストと互換性がありません。
- Windows 8、2012 以降の場合、VM が Windows 2008 R2 Hyper-V ホストで動作しているときは、VM の Scoped Snapshot 機能が無効になっている。 Scoped Snapshot 機能を無効にするには、以下の手順に従います。
- VM にログインします。
- 以下の場所に移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion
- SystemRestore キーを開きます。
注: このキーが存在しない場合は、キーを作成してください。
- 「ScopeSnapshots」という名前の 32 ビットの DWORD レジストリ値を追加し、値を「0」に設定します。
影響を受ける機能
いずれかの要件が満たされていない場合、セッション データの整合性が失われます。 その結果、以下の機能が影響を受けます。
- SQL、Exchange、SharePoint など、VM のアプリケーション データを含むバックアップ データが、クラッシュ整合状態のままになる可能性があります。
- カタログ ジョブが失敗する可能性があります。
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