CA arcserve® Unified Data
Protection バージョン 5.0 Update 1
リリース ノート
1.0
はじめに
Arcserve UDP Version 5.0 Update 1
のリリース
ノートへようこそ。
このリリース
ノートには、この更新に関する重要な情報が記載されています。
2.0
拡張機能
この更新では、以下の拡張機能が
Arcserve UDP
に追加されました。
- Tomcat
バージョン 7.0.54
へのアップグレード
-
修正プログラムがインストールされました。
詳細については、リリース
ノートの「修正された問題」を参照してください。
3.0
修正された問題
この更新によって、発生する可能性のあった以下の問題が修正されます。
- MS Exchange または MS SQL
アプリケーションがインストールされた仮想マシン(VM)で、仮想マシン
タイプのライセンスではなく、標準のソケット
タイプのライセンスが誤って使用される可能性があります。
これは、VM が VM
内部にインストールされた
Arcserve UDP
エージェントによって保護されており、[ハイパーバイザの指定]機能を使用して
VM がハイパーバイザ
レベル
ライセンスを使用するようにした場合に発生する可能性があります。
VM
には、別のライセンスを必要とするアプリケーションがあるため、Arcserve
UDP は仮想マシン
タイプのライセンスを使用し、標準のソケット
タイプ
ライセンスのリリースに失敗します。
これが発生した場合、このハイパーバイザから標準のソケット
タイプ
ライセンスの割り当てを手動で解除し、ほかで使用できるようにする必要があります。
- Arcserve UDP
エージェント(Windows)
が VM
内部にインストールされ、Arcserve
UDP
エージェント(Windows)
の OS が Workstation、SBS、Essential
であってもハイパーバイザを指定した場合、エージェントは
Arcserve UDP Version 5.0 Socket Essentials License
を使用できません。
-
この問題は、Hyper-V
サーバが適切にシャットダウンされず(たとえば電源が落ちたか
OS
がクラッシュした場合など)、かつ
Hyper-V
サーバが再開した後の最初のバックアップ
ジョブが失敗するかキャンセル/強制終了された場合に発生します。
この場合、次のフル
バックアップまで、バックアップされたデータに破損がある可能性があります。
- [同時アクティブ
ノード]を N
に設定すると、Windows
エージェントに対して
N ファイル システム
カタログが実行され、エージェントレス
ノードに対して N
ファイル システム
カタログ
ジョブが実行される可能性があります。
- RPS
サーバがプランによって使用されていても削除できます。
- ホスト
ベースのバックアップ
タスクによって保護されている
VM
の電源がオフになっている場合、その
VM ノードは[ログ]ビューで
VM()
に含まれません。
すべてのフィルタが適切に機能するため、VM
名はノード名の値として表示されます。
- 以下の 2
つの条件が存在する場合、データ
ストアの変更時にデータ
ストアのハッシュ
メモリは正しく表示されません。
- RPS
サーバのメモリが 4
GB 以下である。
- データ
ストアの作成時にハッシュ
メモリの最大値を選択していない。
-
この問題は、マージが特定の時間帯に実行されるようにスケジュールされている場合に発生します。
その時間帯になると、Arcserve
UDP
エージェント(Windows)
ホーム
ページの[サマリ]パネル上に[今すぐ手動でマージ
ジョブを実行します]というリンクが表示されます。
リンクがクリックされた場合、マージは起動されません。
手動マージではマージの時間帯が無視されません。
-
前回のマージ
ジョブがセッション
データ
フォルダを削除できなかった場合、続くマージ
ジョブは失敗します。
-
プランが一時停止されたら、このプランによって管理される複数のノードを選択し、バックアップ
ジョブをサブミットします。
次のエラー
メッセージは正しくありません:
バックアップ
ジョブの削除に失敗しました
この環境設定ファイルが現在開いているかどうか確認してください。
開いている場合、閉じてから再度削除を試行してください。
開いていない場合、後ほど再度試行してください。
-
レプリケーションのメークアップ
ジョブをキャンセルすると、新しいメークアップ
ジョブがトリガされます。
一般に、ジョブをキャンセルしてもメークアップ
ジョブがトリガされるべきではないので、「レプリケーション
タスクに対して設定された再試行数」は、キャンセルされたジョブに適用されるべきではありません。
-
ファイルが占有ステータスにあったために前回のバックアップ
ジョブが失敗した場合、次のホストベースの増分バックアップ
ジョブは失敗します。
- Hyper-V または vCenter/ESX
からノードを追加すると、ステータス
バーは無効になり、ページネーションおよび更新のボタンは機能しません。
-
ファイアウォールが原因でリモート
スキャンが失敗した場合、Web
サービスはパスワード
フィールドを空にし、エージェント
サービスに接続します。
その結果、エージェントのファイアウォールがオフにされないと、ユーザ認証情報の検証は失敗します。
-
英語のメッセージが「Please
consult to your network
administrator」から「Please consult your
network
administrator」に変更されました。
- BMR はベア
メタル復旧中にすべてのログ
ファイルを収集します。
ソース
フォルダとデスティネーション
フォルダが同じである場合、コピーされたログ
ファイルは破損します。
- [ログ]ビューで、入力ノード名に
'_'
文字が含まれている場合、ノード名フィルタおよび生成元フィルタが機能しません。
-
特定のポイントでレプリケーション
ジョブをキャンセルすると、レプリケーション
ジョブがクラッシュします。
-
バックアップ
セッション形式が標準の
VHD
形式である場合、1
つのフル
セッションと 1
つの増分セッションをマージするとマージ
ジョブが失敗します。
-
アクティビティ
ログ内の次のメッセージが正しくありません:
ジャンプスタート
ジョブが実行中の場合ターゲット
データストアを停止します。
- Linux
ノードにハイパーバイザを指定した後、ライセンス管理でハイパーバイザに対するノード
タイプがハイパーバイザではなく
Linux になります。
-
ライセンス管理で、管理容量ライセンスの[合計]列に
<カウント>TB
ではなく
<カウント>
が表示されます。
-
カウント数が 900,000,000
を超えているような管理容量の無いライセンスを入力すると、[ライセンス管理]ウィンドウのライセンス
カウントには、「無制限」ではなく実際のカウントが表示されます。
- VM
に多くのディスクがあり、各ディスク
ファイルのフル
パスが非常に長い場合、この
VM のホスト
ベースのバックアップが失敗する可能性があります。
- Hyper-V
仮想マシンを保護しており、この仮想マシンに「容量固定」のディスクがあり、このディスクに子ディスクがある場合、この仮想マシンを復旧すると、このディスクのディスク
タイプが「容量可変」に間違って変更されます。
- VM
復旧先に十分な空き容量がない場合、復旧ジョブ失敗メッセージに適切な詳細が含まれている必要があります。
- Arcserve UDP
にログインし、[使用方法]ダイアログ
ボックスで[今後、このメッセージを表示しない]を選択した場合、ユーザが再度ログインしてもこのダイアログ
ボックスが表示されるべきではありません。
-
ハイパーバイザが
VMware vSphere Essentials Kit または VMware
vSphere Essentials Kit Plus
である場合、Arcserve UDP
バージョン 5.0
のソケット
ライセンス
キーが提供されていても、ホストベースのバックアップ
ジョブが失敗します。
- IP
アドレスを使用して
Linux
ノードを追加し、このノードに対してハイパーバイザを指定した場合、ノード名はホスト名に変更され、このノードに対してバックアップ
ジョブをサブミットできません。
このリリースで修正されたすべての問題については、「Arcserve UDP バージョン 5.0
リリース
ノート」を参照してください。
4.0
既知の問題
この更新では、以下の問題が発生する可能性があります。
-
エージェントとコンソールが同じマシンにインストールされている場合、Update
1
のインストール直後に、Arcserve
UDP
コンソールにローカルにインストールされたエージェントの最新のバージョン情報が表示されません。
症状:
エージェントが同じマシンにインストールされている場合、Update
1
のインストール後に、ノード
ビュー内の Arcserve UDP
エージェント(Windows)
バージョン情報がすぐに更新されない場合があります。
解決方法:
-
ノードに対してノードの更新アクションを使用して、強制的にリフレッシュします。
-
情報が自動的に更新されるのを約
15
分間待機します。
-
初期化されていないディスクがあり、ホストベース
バックアップからリストアされている
VM
をバックアップすると、マージ
ジョブが失敗します。
- 別の RPS
サーバにリモート展開を実行している場合、Arcserve
UDP
コンソールに対する
Update 1
のインストールは失敗します。
症状:
Arcserve UDP
コンソールが RPS
のリモート展開を実行している場合、同時に
Arcserve UDP コンソール
マシンで更新を確認してインストールすると、アクティビティ
ログに次のエラーが表示されます:
コンソール用の更新をインストールできませんでした。(エラー
コード: -520026872)
解決方法:
RPS
の展開が完了した後、Arcserve
UDP コンソール
マシンで更新のインストールを続行します。
-
あるマシンに Arcserve UDP
コンソールをインストールし、別のマシンに
RPS およびホスト
ベースのバックアップ
プロキシをインストールしている場合に、Arcserve
UDP Version 5.0 Update 1
をコンソール
マシンにインストールしてプランを展開しようとすると、プランの展開が失敗します。
解決方法:
プランを変更する前に、まず
RPS
をアップグレードします。
- VM
のリストアの後で、VHDX
ディスク
ファイルの固定ファイル
サイズがディスク
サイズより小さくなります。
たとえば、以下の手順を実行します。
1. サイズが 10 GB
の固定サイズ VHDX
ディスクを持つ VM
をバックアップします。
2. その VM
をリストアします。
3. Hyper-V
マネージャで、ディスク
タイプを確認すると、VHDX
ディスクは固定サイズ
ディスクのままになっています。
4. しかし、OS
内でそのディスク
ファイルのファイル
サイズを確認すると、サイズがディスク
サイズ(10
GB)より小さくなっています。
注:
これは、Hyper-V 2012
の容量固定 VHDX
にのみ発生します。
仮想ディスク内でデータの損失はなく、VHDX
ディスクも問題なく機能していますが、容量可変
VHDX
ディスクのように動作します。
このリリースのすべての既知の問題については、「Arcserve UDP バージョン 5.0
リリース
ノート」を参照してください。
5.0
制限事項
- Exchange
データベース可用性グループ(DAG)環境では、Arcserve
Central Host-Based VM Backup
は、保護されている
Exchange
ノードに対してのみログを切り捨てることができます。
以下の方法では、すべての
DAG
ノードでログが切り捨てられます。
このリリースのすべての制限事項については、「Arcserve UDP バージョン 5.0
リリース
ノート」を参照してください。
6.0
インストール
以下のセクションでは、インストールの前提条件およびインストール手順について説明します。
6.1
前提条件タスク
この更新をインストールする前に、以下の前提条件タスクについて考慮してください。
-
この更新をインストールする前に、Arcserve
UDP バージョン 5.0
がインストールされていることを確認します。
6.2
インストールの手順
Arcserve UDP
の更新、または Arcserve
UDP
エージェント(Windows)
の更新をインストールする場合には、コンソール、復旧ポイント
サーバ(RPS)、およびエージェント間で最適なパフォーマンスを維持する必要があります。
このため、コンソールおよびエージェントの両方が含まれる環境に更新をインストールする場合には、初めにコンソール、次に
RPS、最後にエージェントという順番で更新をインストールする必要があります
(コンソールまたは
RPS
にインストールされているエージェントについては、これらの更新と同時にエージェントの更新も自動的にインストールされます)。
重要: Arcserve UDP
Version 5.0 Update 1
への更新の際には、システムの再起動が必要となる場合があります。
更新は、2
つの方法(更新ユーティリティを使用するか、または手動)でインストールできます。
更新ユーティリティを使用した更新のインストール
ホーム画面から更新ユーティリティを使用して更新をインストールするには、以下の手順に従います。
- フル
インストール時には
Arcserve
UDP、エージェントのみのインストール時には
Arcserve UDP
エージェント(Windows)
を開き、ログインします。
- Arcserve UDP
コンソール(フル
インストール時)または
Arcserve UDP
エージェント(Windows)
(エージェントのみのインストール時)を更新します。
-
[ホーム画面]の右上の[ヘルプ]をクリックし、[更新の確認]をクリックします。
-
画面の指示に従って更新をインストールおよび適用します。
注:
フルインストールの場合、この手順では、リモート展開に必要なパッケージも
RPS
およびエージェントに自動的にダウンロードされます。
エージェントのみのインストールの場合、更新処理はこれで完了します。
-
復旧ポイント
サーバの更新
-
左ペインから、[復旧ポイント
サーバ]をクリックします。
-
[RPS]を選択して[アクション]クリックし、次に、[復旧ポイント
サーバのインストール/アップグレード]をクリックして、各
RPS
をアップグレードします。
-
画面の指示に従って更新をインストールおよび適用します。
-
以下のいずれかの方法を使用して、エージェント(フル
インストール)を更新します。
-
プランを再展開してエージェント
ノードを自動更新します。
- [ノード]ビューを使用して、エージェント
ノードを更新します。
- [ノード]ビューをクリックして、[すべてのノード]をクリックします。
-
ノードを選択して
[アクション]をクリックし、次に、[エージェントのインストール/アップグレード]をクリックして各エージェントを更新します。
-
画面の指示に従って更新をインストールおよび適用します。
注: Arcserve UDP
の更新の詳細については、「ソリューション
ガイド」を参照してください。
Arcserve UDP
エージェント(Windows)
の更新の詳細については、「Agent
for Windows ユーザ
ガイド」を参照してください。
更新の手動インストール
更新を手動でダウンロードおよびインストールするには、以下のリンクを使用してインストール
ファイルを取得します。
7.0 Arcserve
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-
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-
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