Arcserve UDP エージェント(Windows) には、バックアップに必要な空き容量の推定値を計算するためのツールが用意されています。 この計算は、将来のデータ変更の予測と過去のバックアップで使用された容量に基づいています。
このツールの使用方法
選択されたバックアップ ソースの実サイズが[ソース サイズの合計]フィールドに表示されます。
この推定は、合計バックアップ サイズが以後の各増分バックアップでどのくらい変化したかに関する過去のパフォーマンスに基づいて行います。
推定値が定義されている場合、Arcserve UDP エージェント(Windows) はバックアップ先の設定と復旧ポイントに基づいて必要な推定バックアップ サイズを計算して表示します。 また、円グラフには、使用容量および空き容量も表示されます。
推定値
推定値を使用すると、復旧ポイントの数に基づいて総バックアップ サイズの概算値を計算できます。 この推定は、異なる圧縮設定を適用した過去のバックアップのパフォーマンスに基づいて行います。 この値を変更すると、それに応じたバックアップ サイズへの影響を確認できます。
注: 必要な場合、異なる圧縮設定(圧縮なし、標準圧縮、および最大圧縮)でフル バックアップを何度か実行して過去のパフォーマンス値を定義しておくと、各設定によって実現される容量の削減率をより正確に計算できます。
この値は、圧縮後に節約されたディスク容量を示します。
例: ボリュームのデータ サイズが 1000 MB で、バックアップ後の圧縮データ サイズが 800 MB である場合、圧縮後の削減容量の推定値は 200 MB (20%)です。
この値は、増分バックアップの一般的なデータ サイズを示します。
例: 増分バックアップのデータ サイズが 100 MB で、フル バックアップのデータ サイズが 1000 MB である場合、推定変更率は 10% です。
この値は、Windows デデュプリケーション後に確保されたディスク領域を示します。
バックアップ先ディレクトリが Windows デデュプリケーションが有効なボリュームにある場合、推定バックアップ サイズはボリュームの総容量を超えている可能性があります。 理由は、デデュプリケーションが有効だと、複数の同じサイズ データ ブロックのコピーが 1 つだけ保存されるからです。 この値により、デデュプリケーションを考慮しながらサイズを推定できます。
例: バックアップされるソースのサイズの合計が 100 GB で、余分なデータが 20 GB ある場合、デデュプリケーション後に確保される領域は 20 GB になります。
推定バックアップ サイズ
ソース サイズの合計、圧縮したフル バックアップのサイズ、圧縮した増分バックアップのサイズ、および推定バックアップ サイズの合計の推定値が表示されます。
バックアップ先に十分な空き容量が存在しない場合は、以下の修正処置を検討してください。
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