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(オプション)グローバル環境設定ファイルの作成

グローバル設定ファイル(vm.cfg)には、VM 仮想ディスクが作成されるストレージ場所に関連するパラメータおよび値が含まれます。ストレージ場所に対する値は、リストア プロセス中に自動検出されます。vm.cfg ファイルは、ストレージ場所および他のパラメータに関連する値よりも優先されます。自動検出された値の代わりに独自のストレージ場所を指定する場合、vm.cfg ファイルを使用できます。

グローバル環境設定ファイルは以下の場所にあります。

/opt/Arcserve/d2dserver/configfiles/vm.cfg

vm.cfg ファイルで以下のパラメータを設定できます。

一般的なパラメータ

D2D_VM_PORT

ハイパーバイザ サーバと通信するカスタム ポートを指定できます。

OVM 固有パラメータ

OVM_ISO_REPOSITORY

Arcserve UDP Agent (Linux) Live CD をアップロードするためのリポジトリを手動で設定できます。

OVM_ISO_UPLOAD_SERVER

Arcserve UDP Agent (Linux) Live CD をアップロードするためのリポジトリ サーバを手動で指定できます。

OVM_DISK_REPOSITORY

仮想ディスクを作成するために特定の OVM リポジトリを使用できます。

注:d2drestorevm ユーティリティは、OVM 固有パラメータに対する ID を使用します。

RHEV 固有パラメータ

RHEV_DISK_STORAGE_DOMAIN

仮想ディスクを作成するために特定の Xen ストレージ ドメインを使用できます。d2drestorevm ユーティリティは、RHEV 固有のパラメータに対してレキシカル ファイル名を使用します。

Xen 固有パラメータ

XEN_DISK_SR

仮想ディスクを作成するために特定の Xen ストレージ リポジトリを使用できます。d2drestorevm ユーティリティは、Xen 固有のパラメータに対してレキシカル ファイル名を使用します。

次の手順に従ってください:

  1. バックアップ サーバにログインします。
  2. グローバル環境設定ファイルを作成し、vm.cfg という名前を付けます。
  3. グローバル環境設定ファイルを開き、ファイル内のパラメータを更新します。
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. ファイルを以下のように configfiles フォルダに置きます。
    /opt/Arcserve/d2dserver/configfiles/vm.cfg
    

グローバル環境設定ファイルが正常に作成されました。