制限事項
以下の制限が本リリースに存在していることが判明しています。
Arcserve UDP Exchange Granular Restore (AEGR)ユーティリティ関連
- AEGR ユーティリティの現在のバージョンには、以下の制限があります。
- ダーティ シャットダウンの処理時に、データベース ストレージが標準の状態にリストアされない場合があります。
- 送信トレイ フォルダ内のメッセージがサーバと同期されていない場合、それらのメッセージはリストアされません。
- 同時リカバリはサポートされていません。
- 製品の複数のインスタンスの同時実行はサポートされていません。
- Arcserve UDPバージョン 6.0 では、埋め込み AEGR ユーティリティがエージェントのフォルダにインストールされます。これは、以前のスタンドアロン版のインストール パスとは異なります。Arcserve UDP バージョン 6.0 のインストール後に、スタンドアロンの AEGR ユーティリティをインストールした場合、AEGR ユーティリティのショートカットは、新しくインストールされたスタンドアロン AEGR ユーティリティのインストール パスを指します。
- 暗号化された電子メールはリストアされません。
- 64 MB を超えるメッセージはサポートされません。
- Windows 2000、98、ME、95 はサポートされません。
- 配信確認および非配信レポートの回復はサポートされていません。
- AEGR ユーティリティは、別のユーザとして実行モードをサポートしません。
- 検索の制限:
- 検索する語の先頭にワイルドカードを使用することはできません
- 日付範囲の検索は、日本語版では機能しません。
- ダブルバイト言語での検索に関する制限:
- 検索機能は、メッセージの本文が検索される場合には機能しません。
- アスタリスクおよび疑問符は、ダブルバイト言語の検索および拡張検索モードではサポートされません。
- 検索機能は、添付ファイルの名前または添付ファイル名の中身が検索される場合には機能しません。
- 最適なリカバリおよび検索に対する制限と境界
- AEGR ユーティリティを最適に使用するには、データセットが以下に制限されます。
- データベース サイズ:2TB
- メールボックス サイズ:100GB
- データベース内のメッセージの数:2,000,000
- データベース内のメールボックスの数:2,000
- 1 つのメールボックス内のメッセージの数:100,000
- 添付ファイルの内容の検索に関する制限事項
- 挿入の制限事項
- 挿入は、Exchange Server 2003 およびそれ以前のバージョンではサポートされません。これらのバージョンは、EWS をサポートしません。
- アーカイブされたメールボックス(およびそのようなメールボックスからの項目)は、ライブ Exchange Server にはエクスポートされません。
- 連絡先の写真は、Exchange Server 2007 の元のライブ メールボックスにエクスポートされません。
- 画像が埋め込まれた電子メールは、ライブ Exchange Server 2007 にエクスポートされた後、添付ファイルのアイコンで表示されます。
- 作成時刻および変更時刻はリストアされません。
- 添付されたメッセージ内に添付された項目は、ライブ Exchange Server 2007 にはリストアされません。
- ドメイン間での元のメールボックスへのエクスポートはサポートされていません。
- 連絡先グループおよび会議出席依頼はライブ Exchange Server 2007 のインスタンスにはエクスポートできません。そのような項目には PST 経由のエクスポートを使用します。
- 送信日時がない場合は、現在の日付/時刻としてライブ Exchange サーバにエクスポートされます。
- メールボックスを AGER から作成することはできません(例: リストア時の自動作成など)。メールボックスをリストアするには、標準の Exchange Server 管理ツールを使用して、空のメールボックスを事前に作成する必要があります。既存のメールボックス フォルダおよび個別のメッセージは、追加の管理アクションなしで作成できます。
- 添付されたメールボックス内のフォルダの名前変更/削除は 1 つのプログラム セッションのみで実行可能です。
Arcserve UDP Agent (Linux)関連
バックアップ関連
復旧ポイントのコピー関連
復旧ポイントのコピーは、デデュプリケーションが有効かどうかとは関係なく、データ ストアへのコピーをサポートしません。復旧ポイントはローカル/共有フォルダにのみコピーできます。
BMR 関連
Hyper-V 2012 r2 サーバの Generation 2 VM 上で BMR の実行を試みる場合、Windows ADK 8.1 を使用して BMR ISO を作成します。BMR ISO の作成に Windows ADK 8 または Windows AIK を使用すると、入力が正しく認識されなかったり、BMR の起動に失敗します。
テープへのコピー関連
Arcserve Backup RAID グループはテープへのコピーのデスティネーションとしてサポートされていません。
コンソール関連
- Arcserve UDP は、英語以外のホスト名を持つサーバにはインストールできません。
- ジョブが完了した後、Arcserve UDP コンソール内の[最近のイベント]パネルは自動的には更新されないため、パネルを手動で更新する必要があります。
ダッシュボード関連
- ダッシュボードは、指定されたカテゴリ内のジョブのグループ化、および BMR ジョブを除くすべての種類のジョブについて詳細なジョブ情報の表示をサポートします。
- ダッシュボード ジョブ詳細テーブルに表示されるデスティネーション情報は、ジョブが実行されている時間にプランで設定された対応するタスクのデスティネーションを示します。
- たとえば、Arcserve UDP エージェント(Windows) のユーザ インターフェースから手動でサブミットされるオンデマンド ジョブ(たとえば、リストア ジョブ、復旧ポイント コピー ジョブなど)については、対応するプラン名はダッシュボードでは「N/A」と表示されます。ジョブ デスティネーション情報は、ダッシュボードの[詳細情報]ペインでは表示されません。ただし、オンデマンド カタログ ジョブのジョブ デスティネーション情報は、特定の条件ではダッシュボードの[詳細情報]ペインに表示されます。
データ ストア関連
不明なデータ ストアを削除し、再度追加した場合、UI には以下のメッセージが表示されます。
「この名前は、サーバ上の他のデータ ストアによってすでに使用されています。別のデータ ストア名を指定してください。」というメッセージが表示されることがあります。
ファイル属性関連
Arcserve UDP エージェント(Windows) では、バックアップ先フォルダを Arcserve UDP 復旧ポイント ビューに変換するには、ファイル属性「system」が必要です。ただし、一部の NAS ファイラでは、ファイル属性「system」はサポートされていません。そのため、デスティネーションを Arcserve UDP 復旧ポイント ビューに変更できません。
ハードウェア スナップショット関連
Hyper-V サーバが CSV ボリュームのアクティブ所有者でない場合、SDCLI コマンド ラインを使用して、残存スナップショットを削除することはできません。これは、Netapp の制限事項です。
高可用性関連
同じ Arcserve Replication/High Availability コントロール サービスを管理するために複数の Arcserve UDP ユーザ インターフェースを使用しないでください。これを実行すると、レポートが失われます。
Host-Based VM Backup 関連
- HTTP を使用して仮想マシンをコンソールに追加すると、VMware 仮想マシンのバックアップが失敗します。その理由は、Arcserve UDP バージョン 6.0 に含まれている VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) 6.0 では HTTP をサポートしないためです。(「VDDK 6.0 リリース ノート」の「SSL 証明書および指紋チェックの義務化」を参照してください。)
何らかの理由により HTTP を使用する必要がある場合は、VDDK 5.5.x の最新版をダウンロードし、VDDK 6.0 を置き換えてください。詳細については、「ソリューション ガイド」を参照してください。
- Hyper-V VM からバックアップされた復旧ポイントからのアプリケーション詳細レベル リストアでは、データベース ファイルのダンプのみがサポートされています。元の場所へのリストア、回復用データベースへのリストア、別の場所へのリストアなど、他のオプションはサポートされていません。
- HOTADD 転送モードで複数の VMware バックアップを同時に実行すると、バックアップ ジョブがクラッシュします。この問題を解決するには、NBD または NBDSSL を転送モードとして指定します。
- VCenter 5.5 から VM をインポートするときに "HTTP" プロトコルを選択して VCenter に接続すると、VM インフラストラクチャ ツリーにノードが表示されません。
- Hyper-V 仮想マシンを以前のバージョンのターゲット Hyper-V サーバにリストアすることは、正式にはサポートされていません。しかしながら、このようなリストアはまだ実行できます。ただし、これは、Hyper-V サーバの互換性の問題があるため、リストアされた仮想マシンの機能がすべて動作することを保証するものではありません。
- 以下のいずれかの理由により VM のハイパーバイザが変更されると、Arcserve UDP に新しいハイパーバイザ接続情報がすでにある場合、VM 情報の更新がトリガされた後にこの VM は新しいハイパーバイザ下に検出されます。
- VM が別のハイパーバイザに移動される(および VM Instance UUID が保持される)。
- ハイパーバイザ ホスト名/IP が変更される。
これが発生すると、バックアップを続行するためにプランを VM へ再展開する必要があります。
- レプリケーションが有効な Hyper-V VM のホスト ベース エージェントレス バックアップの場合:
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップは、マスタ(プライマリ)サイトからの VM のバックアップをサポートしています。
- レプリカ サイトからのホスト ベース エージェントレス バックアップは、データの整合性と正確性、およびバックアップ ジョブの完了を確認しません。
- Arcserve UDP バージョン 6.0 にアップグレードした後、最初の Hyper-V VM バックアップには、ディスクの完全な中身が含まれます(増分バックアップの場合でも)。ログには、以下のメッセージが表示されます。
変更ブロック トラッキング(CBT)機能がアップグレードされました。その結果、重複したデータがバックアップされる可能性があります。
- 以下の制限は、Arcserve UDP ではなく、Hyper-V が原因です。Windows 2012 r12 以降は、共有 VHD という名前の Hyper-V の新しい機能が導入されました。これにより、複数の VM 間で VHD(X) ファイルを共有できます(この機能の詳細については、このブログを参照してください。)ただし、Hyper-V VSS ライタはこの新機能をサポートしていません。そのため、共有 VHD 機能を含む VM の Hyper-V エージェントレス バックアップは失敗します。そのような VM をバックアップするには、Arcserve UDP エージェント(Windows) を VM にインストールして、エージェント ベースのバックアップを実行します。
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップでは、VMware リンク モードを使用して vCenter サーバをサポートしていません。リンク モード グループ内の vCenter サーバ インスタンスに存在する VM を保護するには、各 VM を vCenter サーバから個別に追加します。
- VM が ESX の上位バージョンからバックアップされ、vCenter を使用せずに、下位バージョンに直接リストアされた場合、VM の復旧ジョブが失敗する可能性があります。たとえば、ESXi 6.0 からバックアップし、ESXi の下位バージョン(ESXi 5.5 など)にリストアする場合などです。
症状
VM が ESXi の上位バージョン(ESXi 6.0 など)からバックアップされ、ESXi の下位バージョン(ESXi 5.5 など)に直接(vCenter を使用せずに)リストアされている場合、VM 復旧ジョブが失敗し、以下のエラー メッセージが表示されることがあります。
VM 復旧ジョブは新しい仮想マシンを作成できませんでした。ESX/vCenter Server システムにより次のエラーがレポートされました: com.sun.xml.internal.ws.fault.ServerSOAPFaultException:Client received SOAP Fault from server:Unexpected element tag "uptCompatibilityEnabled" seenwhile parsing serialized DataObject of type vim.vm.device.VirtualE1000 at line 1, column 5452while parsing property "device" of static type VirtualDevice
解決方法
これは、ESXi の別のバージョンで作成された VM の互換性の問題が原因で発生します。VM プロパティは、ESXi の上位バージョンで導入されましたが、ESXi の下位バージョンではサポートされていません。以下のいずれかの回避策を使用できます。
- バックアップの前に、サポートされていないプロパティを含むデバイスを削除します。
- ESXi の同じバージョンを持つ vCenter を使用して VM をリストアします(上記の例では、vCenter 6.0 を使用)。
- ESXi の下位バージョンで VM を手動で作成し、BMR によって VM をリストアします。このオプションは、Windows ゲスト OS の VM にのみ適用されます。
リストア関連
- パスの長さが 514 文字を超える場合、パス アドレスはリストアできません。
- 小さいファイル(ファイル サイズが 100 バイトより小さいファイル)を復旧ポイントから特別にパーティション化されたボリュームにリストアしないでください。それらのボリュームでは 32 KB と等しいかそれ以上のクラスタ サイズを使用しています。この制限は、カタログが生成された復旧ポイントにのみ適用されます。
注:この制限は、カタログが生成されていない復旧ポイントからファイルをリストアする場合には該当しません。
- カタログなしセッションについては、以下のような制限があります。
一部のファイル属性については、リストア先がサポートされていない場合、リストア ジョブが失敗します。たとえば、一部のファイルはセキュリティ属性を持ちますが、Windows NTFS のみがサポートされます。このファイルを SAN にリストアすると、リストア ジョブは失敗します。
- EFS (Encrypting File System)ファイルの別の場所へのリストアは、「アクセスが拒否されました。」というエラーで失敗します。
カタログなしのリストアでは、EFS ファイルをリストアできません、これは EFS の機能の制限によるものです。
詳細については、「Microsoft Article 700811」を参照してください。
仮想スタンバイ関連
その他
Copyright © 2015 Arcserve. All rights reserved. All trademarks, trade names, service marks, and logos referenced herein belong to their respective companies.