ファイル アーカイブ タスクでは、指定されたデスティネーションに個々のファイルをアーカイブできます。ファイルを指定されたデスティネーションにコピーした後は、元のファイルがソースから削除され、ソースの空き容量が増えます。ファイル アーカイブ ジョブはカタログ ジョブに依存していません。
注:バックアップ ジョブの進行中にプランを一時停止すると、バックアップ ジョブが完了されて、ファイル アーカイブ ジョブは開始されません。再びプランを再開する際に、ファイル アーカイブ ジョブは自動的に再開されません。手動で別のバックアップ ジョブを実行してファイル アーカイブ ジョブを開始する必要があります。
ファイル アーカイブを使用してファイルをコピーした場合、Arcserve UDP は "UDP.txt" 拡張子の付いたスタブ ファイルを保持します。スタブ ファイルを更新する方法の詳細については、「スタブ ファイルの更新」を参照してください。
次の手順に従ってください:
新しいタスクは左ペインに追加されます。
ファイル アーカイブ タスクが追加されます。
アーカイブされる復旧ポイントの場所を指定します。このフィールドは、事前に選択されます。
[ファイル ソースの追加]ダイアログ ボックスが開きます。
[ファイル ソースの追加]ダイアログ ボックスが閉じます。
デスティネーションの種類がネットワーク共有であるか、クラウド ストレージであるかを指定します。いずれのデスティネーション オプションでも、指定されたデスティネーションへの接続が失われたか切断された場合、Arcserve UDP はファイル アーカイブ ジョブの続行を何度か試行します。これらの再試行が成功しなければ、問題が発生したポイントからメークアップ ジョブが実行されます。また、アクティビティ ログが対応するエラー メッセージで更新され、電子メール通知が送信されます(設定されている場合)。
デスティネーションが共有フォルダであることを指定します。選択された場合、ソース ファイル/フォルダを移動する先の場所をフル パスで指定します。
アーカイブ済みファイルが保存されるデスティネーションを指定します。デスティネーションには、ローカル ボリューム/フォルダ、または UNC (Uniform Naming Convention)パスによってアクセス可能なファイル共有を指定できます。このフィールドは、デスティネーションの種類として、ネットワーク共有または保護されているノード上のボリュームを選択した場合に有効になります。デスティネーション フォルダを参照することもできます。
コピーされたファイルがクラウド環境に保存されることを指定します。Arcserve UDP では、現在複数のクラウド ベンダへのファイルのコピーがサポートされています。たとえば、Amazon S3 (Simple Storage Service)、Amazon S3-compatible、Windows Azure、Windows Azure-compatible、富士通クラウド(Windows Azure)、Eucalyptus-Walrus があります。これらのクラウド ベンダは、一般に公開されている Web サービスで、任意の量のデータをいつでも、Web 上のどこからでも安全かつ確実に保存および取得することができます。
注:クラウドへの接続試行においてクロック スキュー エラーの可能性を排除するには、マシンに正しいタイム ゾーンが設定されており、クロックがグローバル時間と同期されていることを確認します。お使いのマシンの時間は常に GMT 時間に合わせておく必要があります。マシンの時間が正しいグローバル クロック時間と同期されていない場合(5 分から 10 分以内)、Amazon S3 は機能しません。必要に応じて、マシンの時間をリセットし、ファイル コピー ジョブを再実行します。
ドロップダウン リストからデバイスの種類を選択します。
ドロップダウン リストからクラウド ストレージのパスを選択します。クラウド ストレージの詳細を指定した場合にドロップダウン リストが有効になります。クラウド ストレージ アカウントを初めて指定する場合、[追加]をクリックしてクラウド アカウントを追加します。次回クラウド ストレージを選択すると、アカウントが[クラウド ストレージ]ドロップダウン リストに表示されます。
注:クラウド アカウントを追加する方法の詳細については、「クラウド アカウントの追加」を参照してください。
ファイル アーカイブ ジョブに使用される圧縮の種類を指定します。
圧縮は、ファイル アーカイブ先のストレージ使用量を減らすために実行されますが、それにより CPU 使用率が増加するため、アーカイブ速度が低下するという影響があります。
注:圧縮されたファイル アーカイブ ジョブの場合、アクティビティ ログには圧縮されていないサイズのみが表示されます。
使用可能なオプションは、以下のとおりです。
一般的な圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率と必要なストレージ容量のバランスを適度に調節します。これはデフォルトの設定です。
最大圧縮が実行されます。このオプションを使用すると、CPU 使用率が最も高くなります(最も低速で動作)。ただし、ファイル コピーに必要なストレージ空き容量は最も小さくなります。
ファイルのアーカイブに暗号化を使用するように指定します。
データの暗号化とは、解読メカニズムがなければ理解できない形式にデータを変換することです。Arcserve UDP のデータ保護では、安全な AES-256 (Advanced Encryption Standard)暗号化アルゴリズムを使用し、指定したデータに対して最大限のセキュリティおよびプライバシーを確保します。暗号化を選択した場合は、暗号化パスワードを指定(および確認)する必要があります。
保存されたデータがデスティネーション場所で保持される期間(年数、月数、日数)を指定します。指定された保存期間が経過すると、保存されているデータはデスティネーションからパージされます。
保持期間は、1 か月が 30 日あり、1 年間が 365 日あるという前提で計算されます。例:保存期間を 2 年 2 か月と 5 日間として指定した場合、ファイル コピー データの保持期間の合計は、795 日(365 + 365 + 30 + 30 + 5)になります。
重要:指定された保存期間が経過し、データがデスティネーションからパージされると、ここで移動されたデータは一切保存されなくなります。
注:保存期間によるパージ処理は、[ファイル コピーのスケジュール]オプションが有効な場合にのみトリガされます。
この設定は、コピー&保持されたデータ(元のデータは移動されない)にのみ適用されます。
デスティネーション(クラウドまたはディスク)に保持されるコピーの数を指定します。この数を超過したら、最も初期の(最も古い)バージョンが破棄されます。この破棄の手順は、新しいバージョンがデスティネーションに追加されるたびに繰り返され、保存されるバージョン数を指定された数に常に保つことができます。
たとえば、ファイル バージョンの保存数に 5 を指定し、ファイル コピーを 5 回(t1、t2、t3、t4、t5)実行した場合、これらの 5 つのファイル コピー バージョンが保持され回復に使用できるようになります。6 番目のファイル コピーが実行されたら(新バージョンが保存される)、Arcserve UDP は t1 コピーを削除します。回復可能な 5 つのバージョンは、t2、t3、t4、t5、および t6 になります。
デフォルトでは、デスティネーションで破棄されずに保持できるコピーの数は 15 です。
変更が保存され、ファイル アーカイブ タスクが自動的にノードに展開されます。
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