症状
Microsoft Exchange データベースのリストア時に、データベースをマウントできません。必要なログが存在していないか、トランザクション ログが連続していません。イベント ログには、454、455、2006 などのイベント エラーが記録されています。
以下の 2 つの原因によって、データベースのマウント エラーが発生している可能性があります。
原因 1:UDP 設定で Exchange ログのパージ オプションが有効になっており、この設定によって各バックアップ後にトランザクション ログが削除されています。ユーザは、ログのパージ操作が発生した複数のバックアップの後に前のセッションをリストアしようとしています。
原因 2:ユーザがトランザクション ログを手動で削除したか、ウイルス対策ソフトウェアなどのその他のプログラムによってログが削除されています。
解決方法
解決策 1:Exchange ログのパージ オプションを有効にしており、トランザクション ログが連続していない場合は、最新のセッションからセッションのリストアに失敗するまで、すべてのセッションを 1 つずつリストアします。最新のセッションのリストアに失敗した場合は、解決策 2 を試します。
解決策 2:解決策 1 で解決されない場合は解決策 2 を使用します。この解決策は、両方の問題を解決します。
たとえば、セッション 1 から Test データベースをリストアするとします。以下の手順では、Test というデータベース名を使用します。
Mount-Database –Identity Test
リストアが正常に完了した場合、以下の手順を実行する必要はありません。リストアに失敗した場合は、以下の手順を続行します。
Mount-Database –Identity Test
new-mailboxdatabase –name OtherDatabase
get-mailbox –datatbase Test –resultsize unlimited | new-moverequest –targetdatabase OtherDatabse
remove-mailboxdatabase –identity Test
new-mailboxdatabase –name Test
データベースが正常にマウントされます。
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