Arcserve UDP の以前のバージョンでは、複数の VMware VM バックアップ ジョブが同時に開始された場合、ESX ホストでスナップショットが同時に作成されます。スナップショットの作成が同時に実行されると、ESX ホスト上のディスクの I/O が増加する場合があります。そのような状況を回避するため、ジョブが同じプロキシ サーバ上で実行されており、スナップショットの作成が同じ ESX ホストを対象にしている場合、デフォルトで Arcserve UDP バージョン 6.0 はスナップショット作成をシリアル化します。つまり、スナップショット作成操作は順次発生します。一度に 1 つのスナップショットのみが作成されているのが理想的な状態です。しかし、バックアップ ジョブが異なるプロキシ サーバで実行されているか、バックアップ ジョブが異なる ESX ホストを対象にしている場合、これは該当しません。
1 つのジョブのスナップショット作成がハングして(または非常に長い時間がかかる)、次のジョブがブロックされる状況を回避するため、次のジョブは、前のスナップショット作成の操作を最大で 5 分間待機します。5 分が経過したら、次のスナップショット作成処理が開始されます。
以下の手順に従って、5 分間待機する動作を無効にできます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]
さらに、以下の手順に従ってデフォルトのタイムアウト値(5 分)を変更することもできます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]
単位は秒です。
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