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ホスト ベースのエージェントレス バックアップに対してファイル システム カタログ ジョブまたは復旧ポイント チェックが失敗する
Windows プラットフォームで有効VMware VM のみで有効。
症状
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップの復旧ポイントに対してファイル システム カタログ ジョブが失敗します。
- ホスト ベースのエージェントレス バックアップ ジョブ中に復旧ポイント チェックが失敗し、次の増分バックアップが検証バックアップに変換されます。
解決方法
これは、VMware の既知の問題によって発生する可能性があります(VMware KB 記事を参照してください)。VMware VM を休止した場合、スナップショットに破損したデータが含まれています。バックアップはスナップショットからデータを読み取るため、バックアップされたデータも破損します。
注:この問題は、すべての VMware ESXi バージョンで、およびゲスト OS が Windows 2008 R2 SP1 および Windows 2012 を実行している VM 上で発生する可能性があります。その場合、VMware によってエラーが返されないため、Arcserve UDP はデータ破損の問題を検出できません。データのリストアを試行するまで、問題に気付かない可能性があります。
Arcserve KB 記事に従って、問題の原因がこの VMware の既知の問題であるかどうかを確認できます。VMware が推奨する回避策は、VM のゲスト OS で VSS ライタ MSSearch Service Writer (インストールされていない場合は無視してください)および Shadow Copy Optimization Writer (通常はすべての Windows VM に存在します)を無効にすることです。VMware KB 記事に従って、ライタを手動で無効にできます。
Arcserve UDP では、VMware Tools スナップショット静止方式が使用されている場合、簡単にライタを無効にできる方法も提供されています。ライタを無効にするには、以下の手順に従います。
プロキシ サーバ レベル(このプロキシ サーバによって保護されている VM に該当)
- プロキシ サーバにログインします。
- 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll]
- DisableSpecificVSSwriters という名前で複数文字列の値を作成します。
- 無効にする予定の VSS ライタの名前を入力します(ライタの名前ごとに改行します)。
- レジストリ キーを保存します。
VM レベル
- プロキシ サーバにログインします。
- 以下の場所からレジストリ キーを開きます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Arcserve\Unified Data Protection\Engine\AFBackupDll\<vm instance uuid>]
- DisableSpecificVSSwriters という名前で複数文字列の値を作成します。
- 無効にする予定の VSS ライタの名前を入力します(ライタの名前ごとに改行します)。
- レジストリ キーを保存します。
注:
- VM レベルとプロキシ レベルの両方のレジストリでレジストリ キーを追加した場合、VM レベルのレジストリの設定がプロキシ レベルのレジストリの設定よりも優先されます。
- このレジストリ設定は、バックアップ プランで VMware Tools スナップショット静止方式が使用される場合のみ機能します。
- VMware KB 記事に従って、VM のゲスト OS でライタを手動で設定している場合は、環境設定が上書きされます。
- ライタの名前では大文字と小文字が区別され、"vssadmin list writers" の出力に示すように、正確に一致する必要があります。
- すべてのライタを再度有効にする場合、レジストリ値 DisableSpecificVSSwriters は削除しないでください。代わりに、レジストリ値は保持して、レジストリ内のコンテンツを削除します。DisableSpecificVSSwriters が存在しない場合、Arcserve UDP では、VSS ライタの有効化または無効化について何も変更する必要がないとみなします。
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