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別の場所へのリストアのオプション定義

VM のリストアの環境設定では、復旧した仮想マシンの保存先を指定します。選択可能なオプションは、[元の場所にリストアする]または[別の場所にリストアする]です。

この手順では、仮想マシンを別の場所または異なるデータ ストアへリストアする方法について説明します。

次の手順に従ってください:

  1. リストア オプション]ダイアログ ボックスで、[競合の解決]および[復旧後の処理]オプションを指定した後、[別の場所にリストアする]を選択します。

    各仮想ディスクの仮想ディスク パスを指定]オプションを選択する場合は、以下のダイアログ ボックスが表示されます。

    この図は、別の場所に対して利用可能なリストア オプションを示しています

  2. 適切なサーバ情報を指定します。
    vCenter/ESX Server

    デスティネーションの vCenter/ESX Server システムのホスト名または IP アドレスを指定します。

    ユーザ名

    仮想マシンを復旧する vCenter/ESX Server へのログイン アクセス権があるユーザ名を指定します。Hyper-V Cluster VM の場合は、クラスタの管理者権限があるドメイン アカウントを指定します。

    パスワード

    指定したユーザ名のパスワードを指定します。

    プロトコル

    デスティネーション サーバとの通信に使用するプロトコルを指定します。選択肢は HTTP と HTTPS です。

    デフォルト:HTTPS。

    注:VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) 6.0 は Arcserve UDP 6.0 に組み込まれていますが、VDDK 6.0 は HTTP をサポートしていません。組み込みの VDDK 6.0 を別のバージョンの VDDK で置き換えない限りは、HTTPS を選択してください。

    ポート番号

    ソース サーバとデスティネーション間のデータ転送に使用するポートを指定します。

    デフォルト:443.

    Hyper-V Server

    デスティネーションの Hyper-V Server システムのホスト名または IP アドレスを表示します。

    ユーザ名

    仮想マシンを復旧する Hyper-V Server へのログイン アクセス権があるユーザ名を指定します。Hyper-V Cluster VM の場合は、クラスタの管理者権限があるドメイン アカウントを指定します。

    パスワード

    指定したユーザ名のパスワードを指定します。

    仮想マシンをクラスタに追加

    Arcserve UDP がリストアする仮想マシンをクラスタに追加する場合は、このオプションを選択します。以下のオプションを考慮してください。

    • クラスタ ノード名を Hyper-V サーバ名として指定する場合は、チェック ボックスが無効になり、デフォルトでオンになっています。このため、仮想マシンはクラスタに自動的に追加されます。
    • クラスタに含まれる Hyper-V サーバのホスト名を指定する場合は、チェック ボックスは有効になり、仮想マシンをクラスタに追加することを選択できます。
    • クラスタに含まれないスタンドアロンの Hyper-V サーバのホスト名を指定する場合は、チェック ボックスは無効になり、オフになっています。
  3. vCenter/ESX Server 情報または Hyper-V Server 情報が指定される場合、[この vCenter/ESX Server に接続]ボタンまたは[この Hyper-V Server に接続]ボタンをクリックします。

    別のサーバへのアクセス認証情報が正しい場合、[VM 設定]フィールドが有効になります。

  4. VM 設定]を指定します。
    VM 名

    リストアする仮想マシン名を指定します。

    ESX Server

    デスティネーションの ESX Server を指定します。ドロップダウン メニューには、vCenter Server に関連付けられているすべての ESX Server のリストが含まれています。

    リソース プール

    仮想マシンのリカバリに使用するリソース プールまたは vApp プールを選択します。

    注:リソース プールは、CPU およびメモリ リソースの設定済みコレクションです。vApp プールは、1 つのオブジェクトとして管理可能な仮想マシンのコレクションです。

    デフォルト: 空白。

    リソース プールの参照]ボタンをクリックすると、[リソース プールの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスには、デスティネーション ESX サーバで利用可能なすべてのリソース プールおよび vApp プールのリストが含まれます。仮想マシンの復旧に使用するプールを選択します。この仮想マシン復旧にリソース プールまたは vApp プールを割り当てない場合は、このフィールドを空白のままにできます。

    リストア -VM 別の場所 - リソース プール - 新規

    VM データ ストア

    仮想マシンまたは仮想マシン内の各仮想ディスクを復旧するデスティネーション VM データストアを指定します。

    仮想マシンは複数の仮想ディスクを持つことができ、各仮想ディスクに異なるデータ ストアを指定できます。

    例:

    • Disk0 を Datastore1 にリストアできます。
    • Disk1 を Datastore1 にリストアできます。
    • Disk2  を Datastore2 にリストアできます。

    重要:VM データ ストアについては、このフィールドに値が入力されるのは、ユーザに完全な VMware System 管理者権限がある場合のみです。ユーザに適切な管理者権限がない場合、vCenter/ESX Server に接続した後、Arcserve UDP Agent (Windows) はリストア プロセスを続行しません。

    ディスク データ ストア

    VM の各仮想ディスクに対し(ESX サーバ上で)データ ストアをそれぞれ指定します。ESX サーバ用の VM ディスク ファイルのデフォルト データ ストアがデフォルトで表示されます。仮想ディスク タイプを割り当てるため、以下いずれかのオプションを選択できます:シン プロビジョニング、シック プロビジョニング((Lazy Zeroed)、シック プロビジョニング(Eager Zeroed)。

    ネットワーク

    vSphere Standard Switch または vSphere Distributed Switch 設定の詳細を指定します。

    VM 名

    リストアする仮想マシン名を指定します。

    VM パス

    Hyper-V VM 環境設定ファイルを保存する(Hyper-V Server 上で)デスティネーション パスを指定します。Hyper-V サーバ用の VM 環境設定ファイルのデフォルト フォルダがデフォルトで表示されます。パスは、フィールドで直接変更するか、[参照]をクリックして選択することができます。

    注:仮想マシンを Hyper-V クラスタにリストアする場合、仮想マシンをクラスタ ノード間でマイグレートするときは、VM パスと仮想ディスク パスの両方にクラスタ共有ボリューム(CSV)を指定します。

    すべての仮想ディスクに対する同一仮想ディスク パスの指定

    VM の仮想ディスクをすべて一緒に保存する(Hyper-V Server 上で)1 つのパスを指定します。Hyper-V サーバ用の VM ディスク ファイルのデフォルト フォルダがデフォルトで表示されます。パスは、フィールドで直接変更するか、[参照]をクリックして選択することができます。

    注:仮想マシンを Hyper-V クラスタにリストアする場合、仮想マシンをクラスタ ノード間でマイグレートするときは、VM パスと仮想ディスク パスの両方にクラスタ共有ボリューム(CSV)を指定します。

    各仮想ディスクに対する仮想ディスク パスの指定

    VM の各仮想ディスクに対し(Hyper-V Server上で)パスをそれぞれ指定します。Hyper-V サーバ用の VM ディスク ファイルのデフォルト フォルダがデフォルトで表示されます。パスは、フィールドで直接変更するか、[参照]をクリックして選択することができます。仮想ディスク タイプを割り当てるには、以下のいずれかのオプションを選択します:固定サイズ、固定サイズ(高速)、動的に拡張、ソース ディスクと同じにする。

    注:

    ネットワーク

    VM のネットワーク設定の詳細を指定します。

  5. OK]をクリックします。

    リストア サマリ]ダイアログ ボックスが表示されます。

別の場所用のリストア オプションが定義されます。