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リストア オプションの定義

リストアする仮想マシンおよび復旧ポイントを指定したら、選択した仮想マシン イメージ用にリストア オプションを定義します。

次の手順に従ってください:

  1. リストア オプション]ダイアログ ボックスで、リストア先を選択します。

    VM のリストア用のリストア オプション ダイアログ ボックス

    使用可能なデスティネーション オプションは、以下のとおりです。

    元の場所にリストアする

    バックアップ イメージがキャプチャされた元の場所に仮想マシンをリストアします。デフォルトでは、このオプションが選択されています。

    詳細については、「元の場所へのリストアのオプション定義」を参照してください。

    別の場所にリストアする

    バックアップ イメージがキャプチャされた場所とは別の場所へ仮想マシンをリストアします。

    詳細については、「別の場所へのリストアのオプション定義」を参照してください。

  2. リストア プロセス中に競合が発生した場合に Arcserve UDP が実行する[競合の解決]オプションを指定します。
    既存の仮想マシンの上書き

    このオプションは、既存の仮想マシンに上書きするかどうかを指定します。上書きオプションはデフォルトでは選択されていません。

    既存の仮想マシンに上書きするかどうかを選択できます。上書きオプションはデフォルトでは選択されていません。

    注:既存の仮想マシンに上書きする]オプションの場合、「既存の仮想マシン」は、同じ VM 名を持ち、かつ同じ ESXi ホストに存在する VM として定義されます。同じ VM 名を持ち、別の ESXi ホスト(同じ vCenter 内)に存在する VM がある場合、この上書きオプションは機能しません。この場合、同じ名前の VM (ESXi ホストを含む)が存在せず、上書きができないため、VM の復旧は失敗します。この失敗により、VM が誤って上書きされるのを防ぎます。これを回避するには、既存の VM の名前を変更するか、[別の場所にリストアする]オプションを使用して別の VM 名を指定する必要があります。

    • このオプションを選択した場合、指定されたリストア デスティネーションにこの仮想マシンの既存イメージが存在すると、リストア処理によりそれらが上書き(置換)されます。仮想マシン イメージは、現在リストア デスティネーションに存在しているかどうかにかかわらず、バックアップ ファイルからリストアされます。
    • このオプションを選択しない場合、および元の場所にリストアする場合、VM がまだ元の場所に存在するときは VM 復旧ジョブは失敗します。また、別の場所にリストアする場合、リストア プロセスは、この仮想マシンの個別のイメージを作成し、指定されたリストア先にある既存のイメージを上書きしません。
    新しい仮想マシン インスタンス UUID の生成

    このオプションでは、リストアされた VM 用の新しいインスタンス UUID を生成するか、元のインスタンス UUID を保持するかどうかを指定します。Hyper-V VM の場合、Arcserve UDP では、リストアされた Hyper-V VM に対して常に新しいインスタンス UUID を使用するため、このオプションは選択された状態でグレーアウトされています。

    注:このオプションを選択しない場合、元のインスタンス UUID が、リストアされた VM に設定されます。ただし、デスティネーション vCenter/ESXi に、同じインスタンス UUID を持つ VM がすでに存在する場合は、新しい UUID が代わりに使用され、VM の復旧ジョブのアクティビティ ログに警告メッセージが表示されます。

  3. 復旧後の処理]オプションを指定します。

    リストア処理の最後に仮想マシンの電源をオンにするかどうかを選択します。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。

仮想マシンからリストアするようにリストア オプションが定義されます。