デフォルト タイミングの設定
書き込み非アクティビティ期間、ファイル/グループ同期のタイムアウト、およびグループの非アクティビティ期間によるタイムアウトのデフォルト設定を変更するには、[一般]タブの[デフォルト タイミング]を使用します。エージェントは、そのエージェントに属する選択されたサーバ上のすべてのオープン ファイルに対してこれらの値を使用します。[ファイル/グループ]タブで、いずれかのファイルにデフォルト以外の値を指定した場合、それらのファイルにはこれらの設定が使用されません。
[一般]タブの[デフォルト タイミング]セクションでは、以下のオプションが指定できます。
ここで設定した期間(秒)、非アクティブになっているファイルは、バックアップできるファイルと見なされます。グループの場合、エージェントは同期化の前にグループ内のファイルすべてに[書き込み非アクティビティ期間]を適用します。エージェントは、[ファイル/グループ同期タイムアウト]の値に達するまで、各ファイルまたはグループに対し指定した[書き込み非アクティビティ期間]の秒数が経過するのを待機し続けます。設定ダイアログ ボックスの[ファイル/グループ]タブで変更しない限り、この値はデフォルト値として使用され、すべてのファイルに適用されます。
バックアップ クライアントがファイルにアクセスするための NSS スナップショット ボリュームを作成しても問題がないかどうかを判断するために、エージェントが待機する期間(秒単位)。エージェントは、NSS 同期タイムアウトの値を超過するまで指定された時間内には書き込み処理が行われないようにします。
ファイルまたはファイル グループが、[書き込み非アクティビティ期間]で定義された期間非アクティブであるかどうかの判断を、エージェントが試行し続ける期間(秒)です。安全な時間を検出する前にタイムアウトになると、バックアップ クライアントからのオープン リクエストは拒否されます。
NSS スナップショット ボリュームを正常に作成できる時間の検出を停止する前に、エージェントが待機する期間(秒単位)。安全な時間が検出されないままタイムアウトになると、NSS スナップショット ボリュームは作成されません。この場合、バックアップ クライアントはバックアップに失敗するか、元のボリュームからファイルにアクセスできますが、開いているファイルにはアクセスされません。
バックアップ クライアントでグループ内のすべてのファイルが処理されておらず、現在開かれているファイルがない場合、開いているグループを閉じるためにエージェントが待機する期間です。
タイムアウトが発生すると、このイベントがログに記録され、グループが自動的に閉じてプレビュー データも破棄されます。この値は、クライアントがバックアップを完了するのに通常必要な時間よりも大きい値に設定してください。デフォルト値は、設定ダイアログ ボックスの[ファイル/グループ]タブで追加される新しいグループすべてに適用されます。
たとえば、あるグループに 5 つのファイルがあり、[グループ非アクティビティ タイムアウト]が 2 時間に設定されているとします。このとき、バックアップ クライアントが 4 つ目のファイルのバックアップを終了した後、2 時間経過しても 5 つ目のファイルを開くことができない場合には、タイムアウトが発生します。タイムアウトには、以下の例のように、さまざまな原因が考えられます。
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