BMR オプションの定義

BMR プロセスを開始する前に、いくつかの予備 BMR オプションを指定する必要があります。

以下の手順に従います。

  1. 保存したブートキット イメージ メディアを挿入し、コンピュータを起動します。
  2. BIOS セットアップ ユーティリティ画面が表示されます。

  3. BIOS セットアップ ユーティリティ画面で、CD-ROM ドライブのオプションか USB のオプションを選択してブート プロセスを起動します。アーキテクチャ(x86/x64)を選択し、Enter キーを押して続行します。
  4. Arcserve UDP エージェント(Windows)の言語選択画面が表示されます。言語を選択し、[次へ]をクリックして続行します。
  5. ベア メタル復旧プロセスが開始され、最初の BMR ウィザード画面が表示されます。
  6. BMR ウィザード画面で、実行する BMR の種類を選択します。
  7. Arcserve UDP のバックアップからのリストア]を選択し、[次へ]をクリックします。
  8. 復旧ポイントの選択]ウィザード画面が表示されます。
  9. 復旧ポイントの選択]ウィザード画面で、[参照]をクリックし、[ネットワーク/ローカル パスから参照]を選択するか、または[復旧ポイント サーバから参照]を選択します。
    1. ネットワーク/ローカル パスから参照]を選択した場合は、バックアップ イメージの復旧ポイントが含まれているマシン(またはボリューム)を選択します。
    2. Arcserve UDP エージェント(Windows)を使用すると、任意のローカル ドライブまたはネットワーク共有から復旧を実行できます。
      • ローカル バックアップから復旧を実行する場合、BMR ウィザードは、復旧ポイントが含まれるすべてのボリュームを自動的に検出して表示します。
      • リモート共有から復旧を実行する場合、復旧ポイントが格納されているリモート ロケーションを参照します。復旧ポイントを含むマシンが複数ある場合、すべてのマシンが表示されます。
      • また、リモート マシンのアクセス情報(ユーザ名およびパスワード)が必要な場合があります。

        : リモートの復旧ポイント参照する場合、ネットワークが稼働中ある必要があります。必要な場合は、ネットワーク設定情報を確認/更新したり、必要なドライバを[ユーティリティ]メニューからロードすることができます。

      • BMR モジュールがローカル デスティネーション ボリュームを検出できない場合、[フォルダの選択]ダイアログ ボックスが自動的に表示されます。バックアップが存在するリモート共有を指定します。
      • iSCSI デスティネーションからリストアしている場合、BMR モジュールはこのデスティネーションを検出しない可能性があるので以下を実行する必要があります。
      • 1. [ユーティリティ]をクリックし、ポップアップ メニューから[実行]を選択し、「cmd」と入力し、[OK]をクリックします。

        2. コマンド プロンプト ウィンドウで、以下の Windows iSCSI コマンドを使用して iSCSI 接続をセットアップします。

        > net start msiscsi

        > iSCSICLI QAddTargetPortal <TargetPortalAddress>

        > iSCSICLI QLoginTarget <TargetName > [CHAP username] [CHAP password]

        注: CHAP = Challenge-Handshake Authentication Protocol

        Windows iSCSI コマンド ライン オプションの詳細については、リンクを参照してください。

        注: 使用している iSCSI 対象ソフトウェアによっては追加の手順が必要な場合があります。詳細については、iSCSI 対象ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

        3. BMR 画面から、iSCSI ディスクを通して接続されたディスク/ボリュームを表示する必要があります。iSCSI ディスクは、ソース ボリュームまたはバックアップ先ボリュームとして使用できるようになりました。

        注: BMR は、OS が iSCSI ディスクにインストールされるケースについてはサポートしません。データ ディスクのみがサポートされます。

    3. 復旧ポイント サーバから参照]を選択した場合は、[エージェントを選択]ダイアログ ボックスが表示されます。復旧ポイント サーバのホスト名ユーザ名パスワードポート、およびプロトコルを指定します。[接続]をクリックします。
  10. バックアップの復旧ポイントが保存されているデータ ストア下でフォルダまたはエージェント名を選択し、[OK]をクリックします。
  11. BMR ウィザード画面には、以下の情報が表示されます。
  12. リストアする復旧ポイントを選択します。
  13. 選択した復旧ポイントの関連情報が表示されます(右下のペイン)。表示される情報には、実行した(保存した)バックアップの種類、バックアップ先、バックアップされたボリュームなどが含まれます。
  14. 復旧ポイントに暗号化されたセッション(復旧ポイントの時計アイコンにロックがかけられます)が含まれる場合、パスワードを要求する画面が表示されます。セッション パスワードを入力して、[OK]をクリックします。
  15. 注:
  16. Arcserve UDP 復旧ポイント サーバからリストアしている場合、セッション パスワードの指定を求められます。
  17. ご使用のマシンがドメイン コントローラの場合、Arcserve UDP エージェント(Windows)は BMR 実行中に Active Directory (AD) データベース ファイルの「権限のないリストア」(Non-Authoritative Restore)をサポートします(MSCS クラスタのリストアをサポートしません)。
  18. リストア対象の復旧ポイントを確認し、[次へ]をクリックします。
  19. BMR ウィザード画面には、利用可能な復旧モードのオプションが表示されます。
  20. 利用可能なオプションは、[拡張モード]と[高速モード]です。