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復旧セットについての理解

復旧セットは、指定された期間にバックアップされた復旧ポイントのグループが 1 つのセットとして保存されるストレージ設定です。復旧セットには、フル バックアップから始まり、その後に複数の増分、検証、またはフル バックアップが続く一連のバックアップが含まれています。保持する復旧セット数を指定することができます。

復旧セットの設定]を使用すると、復旧セットの定期メンテナンスが保証されます。指定した制限を超過すると、最も古い復旧セットは削除されます。以下の値は、Arcserve UDP Agent (Linux) におけるデフォルト、最小、および最大の復旧セット数です。

デフォルト:   2

最小:   1

復旧セットの最大数:  100

注:   復旧セットを削除して、バックアップ用のストレージ容量を節約したい場合は、保持するセット数を減らします。バックアップ サーバが最も古い復旧セットを自動的に削除します。復旧セットは手動で削除しないようにしてください。

例 - セット 1:

例 - セット 2:

新しい復旧セットを開始するには、フル バックアップが必要です。指定された時間に実行するよう設定またはスケジュールされたフル バックアップがない場合でも、セットを開始するバックアップは自動的にフル バックアップに変換されます。復旧セットの設定を変更(たとえば、復旧セットの開始ポイントを月曜日の最初のバックアップから木曜日の最初のバックアップに変更、など)した場合、既存の復旧セットの開始ポイントは変更されません。

注:   既存の復旧セット数を計算する際、未完了の復旧セットは無視されます。復旧セットが完了しているとみなされるのは、次の復旧セットの開始バックアップが作成されたときです。

例 1 - 復旧セットを 1 個保持:

例 2 - 復旧セットを 2 個保持:

例 3 - 復旧セットを 3 個保持:

上記の条件では、増分バックアップは毎日午前 6:00 および午後 6:00 に実行されます。最初のバックアップ(フル バックアップである必要があります)を取る際、最初の復旧セットが作成されます。最初のフル バックアップは復旧セットの開始バックアップとしてマークされます。金曜日の6:00 にスケジュールされたバックアップは、実行と同時にフル バックアップに変換され、復旧セットの開始バックアップとしてマークされます。

注:バックアップ ジョブを 1 日の最後まで繰り返し実行する場合は、午前 0 時までスケジュールを設定します。たとえば、バックアップ ジョブを 1 日中 15 分おきに実行するには、スケジュールを午前 0 時から午前 0 時まで 15 分おきに設定します。