Previous Topic: [高速モード]で BMR を実行Next Topic: BMR の正常終了の確認


[拡張モード]で BMR を実行

拡張モード]では、復旧プロセスをカスタマイズできます。

次の手順に従ってください:

  1. 復旧モードの選択]ダイアログ ボックスから、[拡張モード]を選択し、[次へ]をクリックします。

    BMR ユーティリティによって復旧するマシンの検索が開始され、対応するディスク パーティション情報が表示されます。

    上部ペインには、現在のマシン(ターゲット マシン)上のディスク設定が表示されます。下部ペインには、元のマシン(ソース マシン)上のディスク パーティション情報が表示されます。

    重要:下部ペインで、ソース ボリュームに赤い X アイコンが表示されている場合、このボリュームにはシステム情報が含まれており、ターゲット ボリュームに割り当てられていない(マップされていない)ことを示しています。ソース ディスクにあるこのシステム情報ボリュームは、BMR 実行中にターゲット ディスクに割り当て、リストアする必要があります。これらを実行しない場合、リブートできません。

    注:ユーザが BMR を実行し、ブート ディスクとして設定されていないディスクにシステム ボリュームをリストアした場合、BMR の完了後にマシンを起動できません。正しく設定されたブート ディスクにシステム ボリュームをリストアしていることを確認してください。

    注:別のディスク/ボリュームにリストアする場合、新しいディスク/ボリュームの容量は同じサイズか、元のディスク/ボリュームより大きいサイズにする必要があります。また、ディスク サイズの変更はベーシック ディスクのみに対応しています。ダイナミック ディスクには対応していません。

    ベア メタル復旧 - [ディスク パーティションの調整]ダイアログ ボックス。

  2. 表示されている現在のディスク情報が正しくない場合、[ユーティリティ]メニューにアクセスし、不足しているドライバがないかどうか確認することができます。
  3. 必要に応じて、ターゲット ディスク/ボリューム ペインで[操作]ドロップダウン メニューをクリックすると、利用可能なオプションを表示できます。これらのオプションの詳細については、「BMR 操作メニューの管理」を参照してください。
  4. それぞれのターゲット ボリュームをクリックし、コンテキスト メニューから[ボリュームのマップ元]オプションを選択すると、このターゲット ボリュームにソース ボリュームを割り当てることができます。

    ソース ベーシック ボリュームの選択]ダイアログ ボックスが開きます。

    ベア メタル復旧 - [ソース ベーシック ボリュームの選択]ダイアログ ボックス。

  5. ソース ベーシック ボリュームの選択]ダイアログ ボックスから、ドロップダウン メニューをクリックして利用可能なソース ボリュームを選択し、選択したターゲット ボリュームに割り当てます。[OK]をクリックします。
  6. リストアするすべてのボリューム、およびシステム情報を含むすべてのボリュームがターゲット ボリュームに割り当てられていることを確認した後、[次へ]をクリックします。

    [ディスク変更のサブミット]画面が開き、選択した操作のサマリが表示されます。作成中の個々の新しいボリュームについては、対応する情報が表示されます。

    ベア メタル復旧 - [ディスク変更のサブミット]ダイアログ ボックス

  7. サマリ情報が正しいことを確認した後、[サブミット]をクリックします。(情報が正しくない場合は、[キャンセル]をクリックします)。

    注:ハード ドライブへのすべての操作は、サブミットするまで適用されません。

    ターゲット マシン上に新しいボリュームが作成され、対応するソース マシンにマップされます。

  8. 変更が完了した後、[OK]をクリックします。

    [ディスク リストア設定のサマリ]画面が開き、リストアするボリュームのサマリが表示されます。

    注:リストア サマリ ウィンドウの下部にある[デスティネーション ボリューム]列に表示されるドライブ文字は、WinPE (Windows Preinstallation Environment)から自動的に生成されます。これらのドライブ文字は、「ソース ボリューム」列に表示されるドライブ文字とは異なる場合があります。ただし、ドライブ文字が異なっている場合でも、データは適切なボリュームにリストアされます。

    ベア メタル復旧 - [リストア設定のサマリ]ダイアログ ボックス
  9. サマリ情報が正しいことを確認したら、[OK]をクリックします。

    リストア処理が開始されます。BMR ウィザード画面には、各ボリュームのリストア ステータスが表示されます。

  10. ユーティリティ]メニューから、BMR アクティビティ ログにアクセスすることができます。また、[保存]オプションを使用して、アクティビティ ログを保存することができます。

    デフォルトでは、アクティビティ ログは以下の場所に保存されます。

    C:\windows\system32\dr\log

    注:Windows で生成されるエラーを回避するため、BMR アクティビティ ログ ウィンドウで[名前を付けて保存]オプションを使用して、アクティビティ ログをデスクトップ上に保存したり、デスクトップ上に新しいフォルダを作成したりしないでください。

  11. 異なる種類のハードウェアにリストアする場合(以前、ハード ドライブを接続していた SCSI/FC アダプタが変更されている場合など)、元のシステムで互換性のあるドライバが検出されなければ、ドライバの挿入ページが表示され、これらのデバイス用のドライバを指定できます。

    復旧されたシステムに挿入するドライバを参照して選択できます。そのため、異なるハードウェアのマシンを復旧する場合でも、BMR 実行後にマシンを元の状態に戻すことができます。

  12. BMR プロセスが完了すると、確認の通知が表示されます。